6年生はそろそろ過去問を意識してみましょう
小学6年生の夏過ぎには、塾でも早いところでは過去問演習がそろそろ始まります。
過去問は書店買ってもいいですし、インターネットでダウンロードできるサイトもありますね(四谷大塚の「過去問データベース」などが代表的です)
過去問のやりはじめの時期は「全く点が取れない」ということに悩むお子さんも多く、そのことはあらかじめ知っておかれるとよいかと思います。
やはり「慣れ」は大きく、だんだん点が取れるようになっていきます。過去問は、できるだけ制限時間内で解くことをおすすめします。
塾のテストと同じ要領で、解けそうな問題から解くなど、時間配分にも気を配りながら慣れていきましょう。
解き終わったら採点して「何点取れたか」「合格点に達したか」をチェックすることも大事なのですが、志望校の傾向を掴むことはもっと大切です。
どのような種類の問題が出るのか、どのような問われ方をするのかを掴むのです。
学校によっては「すべて選びなさい」となっている問題で正解が1つしかないケースが多いとか、選択問題の選択肢がやたらと多いなど、かなり個性があるものです。
もちろん「過去問から学ぶ」ということも大切です。
間違った問題は解説を読み、自分の考え方、解き方のどこがよかったのか、どこが間違っていたのかを明確にし、考え方の幅を広げていきます。
過去問こそは志望校が過去に出した問題ですから、学校からの「こんな子に入ってきてほしい」「こんな勉強をしておいてほしい」というメッセージが強く伝わってくるものです。
サピックスなどでは夏休みから過去問演習と提出の宿題が出ると思いますが、今くらいから一度目を通しておくのもいいですね。