休校 家でできる弱点克服について
新型コロナウィルスの感染拡大、そして全国的な休校と、ご家庭にとっては大変な日々が続いています。
塾も当面お休みになるところが多く、ふだんから学童も利用していないといったご家庭には、大きな不安があると思います。
一方で、前の学年から基礎に不安を感じ、毎週のサイクルに追われていたご家庭にとっては、ここでできた時間を逆にチャンスととらえてうまく使いたい、というご要望もあるようです。
そんなご家庭に向けて、急ぎ動画を作成して公開したのですが、そこであらためて「自学自習」
ということについて考えさせられました。
塾や学校の先生や仲間たち、まして親御さんもいない状況で勉強へのモチベーションを維持するのは大変なことですが、現実問題として今はなんとかしなければなりませんね。
なんとか自学自習でこれまでの弱点分野、手薄だった単元など絵を復習してくれればいいのですが、なかなか難しいものです。
お子さんがひとりで参考書を読み、理解して問題を解くというのは、大人は簡単なことのように思いがちですが、そう簡単ではないのです。
そんなハードルを超えるための問題集選びが、公開した動画のテーマです。
これまで理科で3冊発売させていただいている問題集「中学受験 すらすら解ける魔法ワザ」シリーズをつくるときに考えたのが、まさに「お子さん一人で理解し、習得できるか」ということでした。
対面で語りかけることができない書籍というツールでは、文字で表現したものを読んでもらえるかどうかにかかっています。
そのため、言葉の選び方や図表の大きさ、表記のしかたなど、実際の授業くらべると非常に繊細な作業が必要になるのです(実は授業でも同じような繊細な部分はあるのですが)。
どうしても家で一人で勉強という場合に、利用できそうなものはたくさんあります。
You Tubeなどの動画もそうです。
企業や団体など、いろいろな方が大変なご家庭に役立ててもらうためのコンテンツを発信しています。
今回の私の動画のメッセージは親御さん向けですが、具体的な教科の内容でわかりやすいものもたくさんあります。
こういったものもとても興味深く、こんな時間だから目一杯のめり込んで見てもいいかもしれません。
科学技術広報研究会 臨時休校対応特別企画
参考書や問題集などもあらためて「子どもが一人で理解できるもの」という視点で選んでみてもいいと思います。
親としては本当に大変な期間になってしまいましたが、この時間をできるだけ有効に使いたいですね。