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夏に乗り遅れたと気付いたときにすべきこと

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かしこい塾の使い方 2016年08月09日21時25分
  • ■お盆と8月末にすべきことは何?
もうお盆になりますね。
夏も半分が終わりました。
お子さんたちは、お盆にお休みが少しあり、またお盆明けから講習会のラストスパートですね。
さて、ここまでの夏の過ごし方、いかがでしょうか。講習会の授業、宿題、そしてそれ以外にもやりたかったこと、あったと思います。夏休みが始まる前に予定していたこと。
進み具合、そしてお子さんの習得の様子、モチベーション、いかがでしょう。
順調に進んでいるなら、この調子でいきましょう。
では、今ひとつ思った通りに進められていないとか、できていないことがたくさんあるという場合、どうしましょう。
うまく使いたいのは、数日後から始まるお盆休み、そして8月末に塾が休みになる数日間です。
まず、夏期講習で積み残ってしまったこと、そして夏休みに解決したかったことなど、やりたいと思っていたけどやれてないことを、書き出します。
そして、それらのうちで重要だ、絶対やりたいというものから、番号をつけます。
その番号順に、お盆と8月末、できるだけやる。
あまり欲張り過ぎは禁物です。
2〜3単元でも、理解が進んで「できるようになった」とお子さんが感じられたらいいですね。
  • ■うまくいっていないなら、思い切って変えてみましょう
学校の宿題もあるでしょう。時間は有限なので、結局は優先順位づけです。
ここまででお子さんのモチベーションが下がっているなら、巻き直しを宣言するのも手です。
その際は、少し思い切った判断が必要かもしれません。
塾の夏期講習の宿題に関して、思い切って「絶対に必要な問題」のみに絞るなどです。
とにかく宿題をこなしているだけ、となってしまうのがいちばん残念な夏の過ごし方です。
タームごとにテストがある日能研のような塾の場合、ここまででテストの結果が思わしくなければ、宿題のしかたを思い切って変えてみましょう。
問題演習は全部できなくていいので、塾で解いてきた問題に関して、解き方や考え方、塾の先生はどのように説明したか、なぜそう考えると先生は言っていたのか、できるだけ詳しくお子さんから聞くのです。
お父さん、お母さんにわかるように説明できればOKです。
・・・うまくできなくても、お父さんお母さんは、あまりカッカしないでくださいね。
「明日は頑張ろう」と気持ちよく寝かせてあげて、明日も説明を聞きます。
そのほうが明日、うまくいきます。
これ、実は夏が終わっても続けたら効果が出ます。
宿題を全部やるより、お子さんの理解度は上がります。
頑張ってるのに身につかない、と感じているご家庭はぜひ試してみてください。

20160809214631.png
ジャコウアゲハを見かけました。美しい蝶です。
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かしこい塾の使い方 2016年08月09日21時25分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
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