苦手克服へのヒント②
さて、前回に引き続き、今回も多くのお子さんがつまずく単元を
どのように乗り越えていくかについて、お伝えします。
今回は水溶液。
特に高学年で学習する中和の問題は、苦手とするお子さんも多い単元です。
次のような問題を考えてみましょう。
【問題】あるこさの水酸化ナトリウム水溶液50gに、
うすい塩酸を加えていき、その後水溶液の水分を蒸発させたときに残る
固体の重さを表にしました。
この水酸化ナトリウム水溶液50gと過不足なく反応する塩酸の重さは何gですか。
【この問題のポイント】
中和計算の問題が苦手なお子さん、理解が進んでいないお子さんは、
この表を見たときに、固体の重さが2.4gから増えていないことに注目します。
そこまではいいのですが、ここで間違っているのが、Eのビーカーの
塩酸の重さである「2.4g」を答えてしまいがちなところです。
よく固体の重さの変化を観察してみると、
塩酸を30g加えた時と40g加えた時の固体の重さの変化のみ、0.2gなのです。
こういった細かいところを観察できているかが、大切なところですね。
この水酸化ナトリウム水溶液50gと過不足なく反応する塩酸の重さは、
35gということになります。
誰もが一度はつまずきがちな問題ですが、一度はつまずいても、次に
同じつまずきをしないように、よく数字の変化を観察する習慣をつける
きっかけにできれば、お子さんは対応できるようになっていきます。
代表的な問題ですから、多くの学習塾のテキストにもたくさん問題が
出ているはずです。同じような問題を何問か自分で解かせて、
自信をつけさせてあげるとよいですね。
秋らしい空です!
どのように乗り越えていくかについて、お伝えします。
今回は水溶液。
特に高学年で学習する中和の問題は、苦手とするお子さんも多い単元です。
次のような問題を考えてみましょう。
【問題】あるこさの水酸化ナトリウム水溶液50gに、
うすい塩酸を加えていき、その後水溶液の水分を蒸発させたときに残る
固体の重さを表にしました。
この水酸化ナトリウム水溶液50gと過不足なく反応する塩酸の重さは何gですか。
【この問題のポイント】
中和計算の問題が苦手なお子さん、理解が進んでいないお子さんは、
この表を見たときに、固体の重さが2.4gから増えていないことに注目します。
そこまではいいのですが、ここで間違っているのが、Eのビーカーの
塩酸の重さである「2.4g」を答えてしまいがちなところです。
よく固体の重さの変化を観察してみると、
塩酸を30g加えた時と40g加えた時の固体の重さの変化のみ、0.2gなのです。
こういった細かいところを観察できているかが、大切なところですね。
この水酸化ナトリウム水溶液50gと過不足なく反応する塩酸の重さは、
35gということになります。
誰もが一度はつまずきがちな問題ですが、一度はつまずいても、次に
同じつまずきをしないように、よく数字の変化を観察する習慣をつける
きっかけにできれば、お子さんは対応できるようになっていきます。
代表的な問題ですから、多くの学習塾のテキストにもたくさん問題が
出ているはずです。同じような問題を何問か自分で解かせて、
自信をつけさせてあげるとよいですね。
秋らしい空です!