小川大介の中学受験合格を実現する逆算受験術

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この夏、どうなりたいですか?

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中学受験 2012年07月20日21時23分
セミが鳴きはじめました。


6年生は

夏は受験の天王山!

ということで、この夏にかける意気込みもかなりのものなのではないでしょうか。
まぁ一方で、

「塾の夏期講習日程キツすぎ!」

と思ったりもしているかもしれませんが。

さて、もちろん充実した夏休みにしたいですし、少なくとも「空回り」にだけはしたくないですよね。

何かしらの手応えを感じられる夏休みにしたいものです。


そこでもう一度チェックしていただきたいのですが、

「この夏、何ができるようになりたいですか?」

という問いに対して、お子さん自身が具体的に答えられるようになっているでしょうか?

「8月のテストで○○中学校合格A判定をとる!」というのも具体的ではあるのですが、できれば科目の単元について具体的な目標を立てるようにしましょう。

「溶解度計算の問題で、正答率40%以上の問題をすべて正解する。」

という目標ができれば、そのために何をしなければならないかは決まります。
それがどんなことかは、プロの先生に教えてもらうといいですが、とにかくこれくらい具体的に目標が決まると、正解すべき問題の種類とレベルは決まってきます。
勉強のメニューが決まるんですね。

目標の立て方は
「単元+レベル」がもっとも分かりやすいと思います。
上にあげたように、
「単元+テスト正答率」だと自分なりにも分かりやすいですし、通っている塾の先生にも伝わりやすいと思います。

塾の先生に、「僕はこういう目標を立てたんだけど、そのために何をすればいいですか?」と質問すれば、具体的な方法を示してくれます。

夏期講習で忙しいのに、他にまだやらなくちゃあいけないことがあるの?

と思われるかもしれませんが、これは学習メニューを増やさなくても、与えられた夏期講習のテキストの使い方を変えることでも実行できます。
全部を一定の力でやるのではなく、メリハリをつけるんですね。
負担の少ない(得意である、あるいは内容が簡単な)単元のときに、ターゲットとなる単元の問題をいくつか解いておく。
解かなくても、自分なりに問題の重要度を考えておく。
難易度をABCでランク付けしておく。
得意分野の難関校の入試大問を1問解く。

などなど。

いよいよです。

実り多き夏にしてください!
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中学受験 2012年07月20日21時23分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
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