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金星あれこれ

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身のまわりの理科 2012年06月13日21時44分
金星の太陽面通過、みなさんご覧になりましたか?

私は残念ながら長時間空を見上げていることができず、曇り空の時ばかりになってしまい、あまりはっきりとは観察できませんでした。

次は2117年とのことですので、見られた方はよかったですね!
こういった天体ショーが理科を好きになるきっかけになることは多いですから、観察できた受験生の皆さんは理屈もしっかり学んでおきましょう。

ちなみに来年度の中学受験には、例年よりも金星の話題が多く出題されるであろうことは言うまでもありません。

さて、しくみですが、

金星も地球も太陽のまわりを公転しています。


日食のときの月と同じ要領で、金星が地球と太陽の間に入ったら・・・
太陽の手間を金星(小さな」黒い粒のように見えます)が横切るように見えるんですね。

図の通り、金星は地球から見て太陽面を右から左に横切っていきます。


これは、金星の方が地球より速く動く(短い日数で太陽の周りを公転する)からなんですね。


実際、金星は太陽のまわりを約225日(かなりざっくりですが計算しやすいように)で公転します。

つまり、1日あたり

360 ÷ 225 = 約1.6° 太陽のまわりを回ります。

では地球は?

地球は太陽のまわりを約365日で公転しますが、ここでも計算しやすいように360日で公転、つまり、1日あたり1°公転するものとしましょう。

金星は1日あたり地球より

1.6 - 1 = 0.6°

多く公転します。

金星が地球を追い越してから、次に追い越すのにかかる日数は

360 ÷ 0.6 = 600日

ということになりますね。


中学入試問題として「金星が出るならこれかな」というくらいよくある問題です!
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身のまわりの理科 2012年06月13日21時44分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
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