志望校別特訓のテキストは「解説」がキモ
秋ですね。
9月、6年生はいよいよ志望校別の特訓授業等が始まります。
志望校別特訓といえば、これまでの授業と違い「演習型」と呼ばれる授業です。
「演習型」の授業というのは、新しいことを習い、それができるかどうか問題を解いて試す、というこれまでの授業の手順ではなく、まず問題を解き、その中で見つかった課題や問題点を解決するというタイプの授業のことです。
まずは問題を演習、そして答え合わせの中で問題点を見つけて解決するという手順になりますから、「できた、できなかった」もさることながら、○付け(答え合わせ)の過程で学ぶことが非常に重要となります。
塾で授業を受ける場合は、先生の解説を聞きながら自分の課題を見つけ解決していくのですが、家庭学習においてはテキストの解説が頼りです。
困ったことにこの「演習型」の授業なのに、テキストに解説がない、あるいは大雑把という声をよく聞くのです。
答え合わせの中で学ぶ過程が何より大切なわけですから、解説がないと非常に困ります。
また解説がわかりやすいことも重要です。
贅沢を言えば、塾で解説を聞かなくてもお子さんが自学自習できるくらい、解説の詳しいテキストが望ましいのです。
もちろん、解説を読んですべてがわかる問題ばかりではないですがお子さんなりに「解説を読んだらわかる」と「解説を読んでもわからない」は区別し、前者はしっかり理解し、後者は後回しにする、あるいは塾の先生に質問するなど、工夫ができますね。
テキストに解説がついている、解説が詳しいということは、お子さんなりにそのテキストを工夫して使いこなせる余地があるということです。
入試までの時間が限られる中、このようにテキストが不足ない機能を持っているという事はとても大切なことです。
6年生のお子さんのご家庭は、ぜひ志望校別特訓のテキストを確認してみてください。