今年も天球授業を行いました
8月25日(水) ・ 26日(木)、今年もコスモプラネタリウム渋谷さんとのコラボ「辻・アインシュタインホメ夫の わくわく理科実験」の天球授業を行いました。
コロナ禍ということもあり、人数を絞って行った今回の天球授業ですが、ご参加くださった皆さんからは「楽しかった」「参加して良かった」といったご感想をいただきました。
プラネタリウムの天球を使って行う授業、毎年主催する僕たち自身にも新鮮な発見があるのですが、いちばんの特徴は、一般的に見に行く「プラネタリウム」と僕らのやっている「天球授業」は根本的に違うということです。
通常(当たり前ですが)、プラネタリウムはドームを真っ暗にして鑑賞します。
解説員と呼ばれる方が星座の解説をし、その解説を聞きながら観客は、空を見上げます。
そして、一般的にプラネタリウムの鑑賞は、観客から見て正面、最も観察のメインとなる空は南の方角です。
天体は地球の自転や公転により、東の地平線から上って南の空を通り、西の地平線へ動いていくことを考えると東→南→西と見渡せるのが適しているからです。
一方で、天球授業では、プラネタリウムのドーム内をときには明るくして、お子さんたちとコミュニケーションをとりながら授業を進めます。
実際の夜空では観察できない星の動をき早回しで再現し、それをみんなで観察し、部屋を明るくしてスケッチする、そんなことが可能なんですね。
もちろん方角に関しても、正面を南にしなければならないという固定観念を取り払い、天体の勉強(「中学受験」と銘打っているだけあり、中学受験を強く意識した内容にしています)に最も適した見え方を追求しているんです。
プラネタリウムのスタッフ達と何度も議論し打ち合わせ、リハーサルを重ねて今の形にたどり着いたのですが、まだまだ改良の余地はあるかもしれませんね。
引き続きブラッシュアップしながら続けていきますので、ぜひ皆さん一度参加してみてください。
しばらくは定員の制限等が続きますが、早く子どもたちとワイワイ言いながら夜空を見上げる、そんな進行ができるといいなと思っています。