コロナ禍のお出かけ、夏あそびについて
「せっかくの夏休みなのに、コロナ禍だからどこへも行けない」
このようなお話を昨年、今年とよく聞きます。
確かに東京都は緊急事態宣言下、不要不急の外出を控えるようにといろいろなメディアを通しても言われています。
ワクチンの接種が進んできたとはいえ、お子さんたちを抱えるお父さん、お母さん方の年代はまだ1回目のワクチンも接種していない方も多く感染も心配だと思います。
確かに、お子さんを連れて電車に乗ったり人混みの中に出かけるのは、避けたいですね。
でも近所の公園くらいなら、あまり気兼ねなく出かけられそうです。
夏の盛り、街中の公園でも様々な植物が育ち、昆虫が生活しています。
行くたびに目につく場所を観察するのもいいのですが、場所を決めて毎回行く行くたびに同じところを観察する、そんなことを試してみてもいいかもしれません。
「定点観測」という方法です。
同じ場所を観察し続ける(スマホで写真を取り続けるといいと思います)と、小さな変化が積み重なって大きな変化に気づくことができることがあります。
特にお出かけしなくても、たとえば同じ方法で、おうちのバルコニーから同じ方角を同じ時刻に毎日観察する、そんなことでも発見があると思います。
マンションなどで見通しがよいのであれば、同じ時刻同じ方角で確認できる太陽や月の位置など、立派な天体観測です。
これをそのまま自由研究としてもいいですね。
自動車を使うご家庭なら、人混みを避けて移動ができますね。
人の少ないところへ出かけて家族で散歩したり、様々なものを観察するだけでも気分転換にもなり、発見もあると思います。
僕のお気に入りの場所は、箱根の仙石原にある箱根湿生花園というところです。
湿地から高原に至るまでの植生を観察できる貴重な場所です。
箱根湿生花園にて、バッタを見つけました(^^)
とても広く人も多くないので、気兼ねなく自然の空気を感じながら、観察し歩き回ることができます。
不自由な夏も2回目ですが、何とか工夫して外の世界、自然をお子さんたちに味わわせてあげたいですね。
必ずしも「移動=悪」ではないと僕は考えています。
工夫を重ね、コロナ禍でも感染対策をしながら、素敵なお出かけ、夏あそびを楽みましょう。