「5年生・6年生で理科の苦手意識を乗り越える方法」というテーマで動画を公開しています。



中学受験を目指す5・6年生で「理科が苦手」という子は多いのですが、なんとか乗り越えていただければと思い撮影しました。

「理科が苦手」というお子さんに多いのが、「とにかく覚えるべきことを覚えなくちゃ」という義務感にとらわれているケースです。
もちろん「覚えなくちゃいけない」んですが、「闇雲に覚える」となってくると、ちょっと話が違います。

理科に限らず「勉強ができる子」というのは、自分なりに問題を解決する（たとえば覚えなくちゃいけないことを覚える）ためにどのような方法を取ればいいかがわかっていて、その行動が取れる子です。

たとえば「この問題の解き方は大切だから覚えなくちゃ」となったときに、「覚えるにしても、丸覚えだとすぐに忘れてしまいそうだから、なぜこうやって解くのかという理由をちゃんと覚えておこう」と考え、そのように行動します。
上記のような行動は、意識的に行われるわけではありません。
それが習慣になっているんですね。

では最初に書いた「理科が苦手な子」はどうかというと「理由はともかく覚えてしまおう」というのがクセのようになっているのです。
これもやはり意識的なものではなく、習慣になっているんです。

どうしてそんな習慣がついてしまったのかはお子さんそれぞれですが、理科の苦手を克服するにはこの習慣を変えなければなりません。

実は、この「勉強のしかたの習慣」については、早い時期ほど修正がしやすいのです。
完全に習慣化したものを変えるとなると、それなりに大変です。
受験勉強を続けてきた高学年おお子さんに、それまでの学習習慣を変えさせるのは大変なことなのです。

動画でも説明していますが、暗記をするにもやはり因果関係をしっかり理解して覚える子は忘れにくく、また思い出しやすいものです。
そのような習慣がなかったお子さんには、ぜひ「苦手を克服しよう」と思い立った時点で「あらゆることの因果関係を考える」という習慣をつけるよう意識してほしいと思います。
そのような勉強法に変えることができれば、勉強すること自体も楽しくなってきます。

努力が結果に結びつくようになるので、モチベーションも上がってきますね。

ほかにも何点か苦手克服のヒントをお話していますので、よかったら動画を見てください。

【動画】5年生・6年生で理科の苦手意識を乗り越える方法