「リトル・ママオンラインフェスタ」に出演させていただきました
11月14日(土)「リトル・ママオンラインフェスタ」に出演させていただきました。
とても楽しい30分でした(^^)
当日お昼時の30分間、お母さん、お子さんたちと「あと伸びする子を育てる!」をテーマに「おうち理科」の楽しみ方についてお話しし、ママたちと一緒にかんたんな工作にもチャレンジ。
みんなで「空気砲」を作って遊んだのでした!
オンラインで「空気砲」作成中
ドラえもんのひみつ道具にもある「空気砲」ですが、驚くほどかんたんに作ることができ、けっこう遊べるんです(^^)
当日、参加者のみなさまからたくさんの声をいただきましたが、みなさん楽しんでくださったようで、とてもいい時間になりました。
■ 子どもが3才なら親だって3年生、完璧でなくっていい
小さなお子さんのお父さん、お母さんの中には、お子さんの「なんで〜」「どうして〜」攻めにあっている方も多いと思います。
お子さんにとって、親はいわば「絶対」の存在ですから、どうしても「完璧に、全部に答えてあげなくちゃ」と気負ってしまいがちです。
でもよく考えてみれば、お子さんが3才だったら親だって親になって3年生、まだまだ新米なんです。
そんなに完璧を目指さなくても大丈夫。
お子さんの将来の「理系」の芽を育てるには、できるだけお子さんの頭の中に「?」を多く芽生えさせてあげることが大切です。
「不思議だなぁ」
「なんでこんなことがおこるんだろう」
そんな「?」をたくさん経験した子は、大きくなってそれを実際に習ったときに「このことだったのか!」と「回路」がつながるわけです。
小さいときにすべてが解決しなくても、もちろんいいんです。
■「なぜ?」「どうして?」の答え合わせは10年後
たとえば私達は経験的に「大切なことは赤い色のペンで書く」ということを知っています。
でもこれってなぜなんでしょう?
オンラインフェスタでもお話ししたのですが、うまく説明できなくてもいいんです。
「きっと目立つ色だからだね」
今はこんな答えでもいいですね。
そしてお子さんが大きくなっていくにつれて、信号機の「止まれ」が赤だったり、自動車のストップランプも赤く、救急車や消防車の屋根のランプも赤いことを知っていきます。
学校では「大切なことは赤ペンで書きなさい」と言われ、テストの採点も赤色で行われます。
そして10年後、理科で「光」を学ぶとき、「信号の、赤・黄・青の色は、いずれも波長が長いため遠くからでも見えやすく、特に赤は波長が長く、また、視神経を強く刺激する色であるため注意を喚起する「止まれ」の信号に用いられる」と知って「なるほど」と「腑に落ちる」わけです。
お父さん、お母さんは、10年越しでお子さんが「なるほど!」と感じるのを楽しみに待てばいいですね。
お子さんが小さいうちは「不思議だね」「どうしてなんだろうね」と親子で不思議がる経験をたくさんすることが大切で、これが後々花開くお子さんの「理系アタマ」につながっていきます。
大人になると「当たり前」と思っていることでも、実は不思議なことは身の回りにたくさんあります。
それに気づかせてくれるのが、お子さんの「なんで〜」「どうして〜」だと考えると、お父さん、お母さんたちもあまり構えずに「自分もいっしょに不思議がればいい」と思えるのではないでしょうか?