観察して、同じところと違いを考えてみよう
5月6日(水)、Aera with Kidsのインスタライブに出演しました。
当日はウィルスと細菌の話から始まり、外出自粛でおうちにいなければならない現状で、お子さんとできる簡単な実験や知育あそびなど、いろいろな話題で盛り上がりました。
インスタライブは初めてでしたが、見てくださっている方からリアルタイムでコメントをいただいたり、とても楽しい時間でした。
参加くださったのが、おもに小さなお子さんのママさんたちということもあって、当日は「先々理系アタマを育てることになる遊び」という話題が中心です。
ただし、家から出られない現状を考えると、いくらいい経験になるとはいえ遠くに出かけるというのは現実的ではありません。
家の中でできるちょっとした遊びで、小さなお子さんと楽しみながらできることといえば、たとえば「●●探し」があります。
たとえば、とにかく家の中にあるもので「丸いもの」を探す。
意外に「丸いもの」がとても多いことに気づくと思います。
時計、お皿、コップ、ペットボトルなどの飲料の容器など、丸いものはとても多い。
小さなお子さんなら「あれもまるい、これもまるい」と数え上げるだけでもいいと思います。
四角なら、窓枠やドアなど似た用途のものが四角い形をしていますね。
こちらも小さなお子さんなら「四角いね」だけでいいですが、たとえば小学生 なら「なぜ四角いのか」を考えてみるのも面白いと思います。
その形になっている理由は様々だと思いますが、窓なら四角い(長方形)であることで、横にスライドして開けることができるとか、ドアなら足元まで幅が同じなら通りやすいとか、いろいろ考えられますね。
近所に散歩に行くなら「同じ色のもの」をあげていくのも面白い遊びです。
赤いものならポスト、信号機、消防車。工事現場のクレーンも赤いものや紅白のものが多いですね。
このようにものの形や色について意識する習慣がつくと、それは勉強における観察の基本となります。
僕たち大人は無意識のうちにやっていることですが、ものを考えるときの1つの切り口として「同じところや違いに注目する」というのは大切なことです。
家にいる時間が長い現在、つらいこともあるかもしれませんが、ものをじっくり見たり考えたりする時間をとってみてもいいのではないかと思います。
インスタライブ Aera with Kids × 辻義夫