夏「ほんもの」体験のススメ
6月22日(土)、六本木ヒルズの「アフリカローズ&フラワーズ六本木ヒルズ店」で行われたトークイベント「母になっても、アフリカに行く 〜経営者・萩生田愛×写真家・桜木奈央子」にお邪魔してきました。
アフリカのバラを輸入、販売している「AFRIKA ROSE/アフリカの花屋」六本木ヒルズ店で開催されたトークイベントです。
「AFRIKA ROSE」経営者の萩生田愛さん、そしてアフリカを写真で伝え続けるフォトグラファーの桜木奈央子さんのトークイベントなのですが、なんとお二人ともお母さんなんです。
お母さんがアフリカに行っちゃいけないのか、と言われれば全然そんなことはないのですが、やはり家族の理解と協力なしには難しいことだと、お二人ともおっしゃっていたのが印象的でした。
バラと写真とトーク、とても素敵なイベントでした。
バラと写真とトーク、とても素敵なイベントでした。
トークイベントの中でも特に印象に残ったのは、萩生田さんの「自分の子どもが物心ついたら、動物園やサファリパークに行く前に、アフリカの野生のキリンやシマウマを見せたい」というお話、そして桜木さんの「アフリカの夜はほんとうの意味での『闇』で、それに慣れると星が出ていたら眩しく、月が出ていたら本が読める」というお話でした。
どちらも、共通するのは「ほんもの」に関するお話ということかもしれません。
「ほんもの」の野生動物、電気の光がない「ほんもの」の『闇』。
「ほんもの」を経験することは、とてもインパクトのあることです。
私はよく「できればお子さんには、ほんものを経験させてあげましょう」といろんなところでお伝えしているのですが、実はアフリカの夜や野生動物ではなくても「ほんもの」を経験させてあげることはできます。
「ほんもの」というと、なにか特別な場所に行ったり、特別なことをしなければならないのではと考える方も多いのですが、そうではありません。
月の満ち欠けを机の上で勉強したのなら、実際に「ほんもの」の月を観察してみる。
ちょっとした双眼鏡(天体望遠鏡でなくても大丈夫です)で見れば、月が自ら光っているのではなく、太陽の光があたって、その光が反射していることは簡単に確認できます。
また、夏が近いですから、ほんものの昆虫、ほんもののアサガオの花をじっくり観察することもできますね。
セミの成虫の寿命が「一週間」と言われているのが実は俗説で、1か月くらい生きることを岡山の高校生が突き止めたというニュースは記憶に新しいですが、実際に観察すれば今まで知らなかったことなど、いろんな事がわかってきます。
今の季節なら、注意してまわりを観察すれば、雨の季節にしか出会えない生き物にも出会うことができます。
久しぶりに元気なカタツムリに出会いました(^^)
久しぶりに元気なカタツムリに出会いました(^^)
そんな経験の、どれがお子さんの興味を広げるきっかけになるか、わからないものです。
何より、お父さんお母さんとの経験は、一生の思い出となってお子さんの中に残っていきます。
お父さん、お母さんがお子さんと経験していること、もっというと子育てそのものも、多くはご自身のお父さん、お母さんと経験したことがベースになっているのではないでしょうか。
勉強も忙しい夏ですが、ぜひ「ほんもの」をお子さんと一緒に体験してみてください。
とてもいい思い出になるのではないかと思います。
とてもいい思い出になるのではないかと思います。