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夏期講習のクラス分けテストに向けて

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かしこい塾の使い方 2019年06月08日20時46分
関東甲信地方も梅雨入りしました。
しばらくはジメジメした日が続きそうです。
祝日もなく、単調になりがちな6月ですが、もう1か月もすれば夏休みが間近に迫ります。
しっかり備えていきたいですね。
サピックスでは7月初旬に組分けテストが行われますが、この結果が出るのが夏休み直前。
もしも大きくクラスが変わった場合、目論見から大きく外れた夏を過ごさざるを得なくなります。
6月に夏期講習のクラスが決まる塾も多い中、大きなクラス変動の可能性がある組分けテストが夏の直前にあるあたり、つくづく受験生、ご家庭にとって「酷」な塾だと思います。
もちろんクラスアップして夏を迎える!といった結果になるといいですが、少なくとも不本意なクラスで受講する夏にならないよう、実力テストで大きく崩れない勉強を心がけておきたいですね。
では、サピックスの組分けテスト、日能研の公開模試などのような「範囲がない実力テスト」で崩れないためには何が必要かを考えてみると、「みんなが落とさない問題を確実にとる」ということがまず第一条件ではないかと思います。
例えば算数でいうと「塾の平常授業に載っていそうな問題」がしっかりできるか、ということになると思います。
たとえば
「11で割っても13で割っても4余る数のうち、最も小さいものは?」
という問題。
お子さんに解かせてみると、どのような解き方をするでしょうか。
□ ÷ 11 = ▲ ・・・ 4
□ ÷ 13 = ★ ・・・ 4
といったふうに式を立てるお子さん、また線分図を書いて考えるお子さんもいるでしょう。
いずれにしても、どんな塾のテキストにも登場するような「パターン問題」と言われるものです。
答えは「11ろ13の最小公倍数よりも大きい数=143+4=147」ですね。
このような問題は、6年生であれば即座に手が動いて正解できなければなりません。
もちろん、線分図を書いて考え方を思い出して解ければいいのですが、あんまり時間をかけられないのです。
なぜなら、組分けテストではこういった「パターン問題」は前半の大問にたくさん出題され、手早く処理してテスト時間を有効に使いたいからです。
こういった「パターン問題」を忘れていないか確かめるために使えるのが、塾で渡される「副教材」です。
サピックスでは「基礎トレ」がありますね。
塾によってさまざまですが、過去の復習テストの問題を使ってもいいと思います。
応用、発展問題が解けるということも他右折ですが、まずは「みんなができるパターン問題」をしっかり正解する、ということが大切です。
夏のクラス分けが決まるテストまでに、こういったパターン問題をできるだけ解き直して、しっかり思い出しておくことは、とても重要なことです。
6月26日、西村則康先生監修、前田昌宏先生著の問題集「中学受験 すらすら解ける魔法ワザ 算数・文章題」が発売になります。
ちょっと先の発売ですが、こういった復習にも適した問題集になっているようです。
よかったら手にとってみてはいかがでしょう。
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かしこい塾の使い方 2019年06月08日20時46分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
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