小川大介の中学受験合格を実現する逆算受験術

中学受験情報局『かしこい塾の使い方』 -> 主任相談員の中学受験ブログ -> 辻義夫の中学受験に打ち勝つ家庭学習法 -> かしこい塾の使い方  -> 近著2冊、そしてマンガにも登場!?

近著2冊、そしてマンガにも登場!?

このエントリーをはてなブックマークに追加
かしこい塾の使い方 2019年06月17日17時15分
5月15日に発売になった新著「つまずきやすいところが絶対つまずかない! 小学校6年間の図形の教え方」についていろいろな方から「中学受験向けではないんですね」というご質問をいただきます。

51rSEhxSeUL._SX352_BO1,204,203,200_.jpg
この書籍は、小学校で習う算数の図形分野について、算数が苦手なお母さんでもお子さんにうまく教えられるようになる、というテーマなのです。
ただ、実は単なる「子どもへの教え方」という書籍ではありません。
より正確に言うと「子どもができなかったときの『受け止め方』に関する本」ということができると思います。
たとえば、「3m7cmは何cm?」と聞かれて「37cm」と答えてしまうお子さんがいます。
・・・親としては、ちょっとびっくりしてしまうかもしれませんね。
「この子、算数がぜんぜんわかってないんじゃないかしら!?」
親なら少々心がザワザワすると思います。
そこで、3m7cmを37cmだというお子さんをどう受け止めるか。
「何言ってんの!307cmでしょ!!」
と声を荒げてしまうお母さんもいるかも知れません。
ザワついた心が、そうさせてしまうのですね。
でも、お子さんもお母さんの心の高ぶりを受けて
「だって、先生がそう言ったもん!」
そんな反応を返すことがあります。
それを聞いたお母さんはさらに・・・
そんなご相談を受けることがあります。
講師というのは、お子さんの家族ではありません。
だからというわけではないのですが、お子さんがどんなにとんちんかんに思える答えを言っても、感情的にならずに対応します(そう訓練しています)。
「3m7cmは何cm?」
「37cm!」
「じゃあ、1mは何cmだったっけ?」
「100cm!」
「じゃあ3mは?」
「300cm!」
「それじゃあ、3mと7cmだったら?」
「・・・ええと、307cm・・・?」
そんなやり取りを、1冊の本にしています。
お子さんと話をしていて「この子、できてない!」と感じたときの「受け止め方」の参考にしていただけたら幸いにと感じています。
そしていよいよ来月7月18日(木)、「中学受験 すらすら解ける魔法ワザ 理科・表とグラフ問題」が発売になります。
表やグラフを読み取る問題、そして表やグラフを活用して解く問題に特化して作った問題集です。

51AlkRkhCiL._SX352_BO1,204,203,200_.jpg
前2冊「計算問題」「知識思考問題」と同じく、自分が授業で子どもたちに伝えるとしたらどのようなことばで伝えるか、そんなことを意識してつくりました。
表やグラフはちょっと苦手、というお子さんに手にとって貰えればと思います。
・・・なんとか夏休みに発売が間に合ったのでした(^^)
こちらはダイレクトに「受験に効く」ことを目指して作っているので、「天王山」を控えた6年生にもぜひ役立ててもらえたら嬉しいです!
そしてそして、なぜか私の「浮力」の単元の授業ネタ「水さん」がそっくりそのまま「2月の勝者」(高瀬志帆著 ビッグコミックスピリッツ)に登場していてびっくりしました。

IMG_8164.jpg
「2月の勝者」中学受験を詳細に描いているマンガ。おすすめです。
著書を読んでいただいたか、You Tubeの動画を見ていただいたのでしょうか(^^)
さて、日が長くなり「もうすぐ夏至だなぁ」と感じる毎日ですね。
蛍の季節でもあります。
見に行ってこようと考えています。
みなさんも、勉強の合間に行ってみてはいかがでしょう。
このエントリーをはてなブックマークに追加
かしこい塾の使い方 2019年06月17日17時15分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
Copyright (c) 2008- 中学受験情報局『かしこい塾の使い方』 All rights reserved.