てこの計算を得意になろう(1)
こんにちは、辻です。
2019年の2回目は、てこの計算についてお話しします。
■基本的な問題は解けるのだけど・・・
ほとんどの塾で、てこのつり合いの計算を習うのは、4年生です。(それ以前の学年のお子さんには、計算よりもつり合いの
「感覚」を身につけてもらうほうが効果的です)
よく見かける基本的な問題は、棒の真ん中に「支点」があり、その左右におもりがつり下げられているというもの。
問題によって、支点が厳密には「真ん中」でなかったり、左右のおもりが2つ、3つになっている問題もありますが、誰が見ても「左右におもりがつり下げられていて、その間にあるのが支点ですよ」とわかる問題です。
このような問題でわからなくなる、間違う子というのは、実は少数派です。
多くの子にこのような問題を見せると「それはできるんだけど・・・」という反応になるのです。
■できる子がぐんと少なくなるタイプの問題は
では、どのようなタイプの問題だと、間違う子が多くなるのでしょう?
「わからない」という反応のお子さんや、なんとなく解いてはいるんだけど、確固とした自信なく解いているお子さんが多くなる問題は「どこを支点と考えていいかがわからない」というタイプの問題です。
ばねはかりAとB、2つあって、どちらを支点と考えていいかがわからない(あるいは「どちらかを支点と考えなければならないのかがわからない)、といったお子さんが多くなるのが、このようなタイプの問題です。
まずは、「どっちを支点と考えてもよい」と考えることが大切です。
動画を参考にしてみてください。