夜の渋谷で『天球授業』を行います
■渋谷で『天球授業』を行います
8月22日(水)と23日(木)に、渋谷の「コスモプラネタリウム渋谷」さんでイベントを行います。
「天球上を星が動いている図を見せられても、今ひとつピンとこない」
といった声を聞き、なんとかそんなお子さんに「実感」をともなった理解をさせてあげられないかというところが出発点です。
まさにそんな「当事者」であるお子さんがいるお父さん、お母さん、「もっと子どもたちに空を見上げてほしい」と願うプラネタリウムの解説員の皆さんたちとともに、「天球を使った授業」を成功させようと準備中です。
チケットは現地でしか買えないのですが、発売初日で半分くらい売れたようなので、もう売り切れているかもしれません(´・ω・`)
イベント詳細ページはこちら
「中学受験で遊ぼう!~辻アインシュタインホメ夫のわくわく系理科実験~」
でも、できるだけ続け、広めていきたいプロジェクトなので、今回日程が合わなかったとか、チケットが入手できなかったという皆さんも、お待ちください!
また「あちこちのプラネタリウムで『天球授業』をしたい!」という野望も持っております笑
そのうち皆さんの街のプラネタリウムに行くかもしれませんよ。
そうなるようがんばります。
■なぜ天体は理解しづらいか
さて、この『天球授業』の企画を進めていて、あらためて「なぜ天体(の、特に動き)は理解しづらいのか」を考えさせられました。
たとえば、塾や市販の理科のテキストには、東西南北の空の星の動く様子がわかるようにとの意図で、写真が掲載されています。
写真のフィルムに光を当てる時間を極端に長くし、星が動いた様子が「線」になって写った、あの写真です。(今はデジタルカメラ主流ですから、フィルムではなく「受光素子」ですが)
私は授業であの写真について伝えるとき、まずカメラのしくみから説明することにしています。
大人にすれば「当たり前」のことでも、子どもにとっては「何これ?」ということも多いのです。
いや、大人だってそうです。
先ほどの辻の説明でスッと納得できた方は、カメラのしくみをきちんと理解しておられる方だと思います。
だから、
「カメラはほんの一瞬だけの光を画像として残すんだよ」
「何十分の1、何百分の1っていう短い時間なんだ」
「だから長いこと光を取り入れちゃうと、明るすぎ、ブレブレの写真になるんだよ」
「でも星の光は弱すぎて、一瞬だけ切り取ったら真っ暗でよくわからない写真になるんだ」
「だから何時間も光を取り入れて写真に残すと、こうやって星が動いたあとが線になって写るんだ」
そんなことを言いながら、図をかいて授業するわけです。
さて今回は、天球を使うことでそんな「ハードル」をどう超えるかが、最大のポイントでした。
受講される方、楽しみにしていてください!
いや、本人がいちばん楽しみにしているのですが(^^)