カッテージチーズづくりで固まるタンパク質を目撃
理科の学習は日常に溢れています。
先日ご紹介した、”ラムネ作り”に引き続き、今回は、”カッテージチーズ作り”のご紹介をしていきます。
「カッテージチーズが家庭で作れるの?」
とか
「すごく特別な材料が必要?」
と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
実は家庭にある、「あるもの」で、簡単に作ることができるのです。
■ 家庭でカッテージチーズには何が必要?
カッテージチーズ、つねにご家庭にあるお家は少ないかもしれません。
しかし、最近サラダブームでもあり、カッテージチーズを買うご家庭も増えているようです。
タンパク質、カルシウム、ビタミンなどが豊富で、健康食材との呼び名も高いチーズ。
チーズの中でも、ヘルシーで塩分が控えめなのがカッテージチーズです。
家庭で作る時の材料は、牛乳とレモン汁です。
材料も道具もほとんどご家庭にあるものでできます。
それでは早速作ってみましょう。
■カッテージチーズを作ろう
・牛乳 500cc
・レモン汁 大さじ2
・塩 少量
・鍋
・キッチンペーパー(ネット)
(実験をしてみてネットがオススメでした)
・ボウル
・ざる
・温度計
〈作り方〉
1. 鍋に牛乳を入れて火にかけます。
60度に温めたら火を止めてレモン汁を加えます。
※温度計がない場合は、半量牛乳を沸騰させ、常温くらいの牛乳を入れるか、牛乳を沸かし、ふつふつと泡がでてくるくらいの火加減にします。
レモン汁を入れた後は、すばやく混ぜるのがポイントです。
2. 5〜10分位すると、固形(チーズ)と液体(ホエイ)に分離し始めます
3. キッチンペーパーをのせたザルに流し入れてこします。軽く絞りましょう。
4. キッチンペーパーに残ったものがカッテージチーズです。
お好みで食塩を加えて混ぜたら完成です。
牛乳に含まれるたんぱく質は、酸性のものに触れると固まるという性質があります。
今回はレモン汁を使用しましたが、酢など酸性を示す液体であればカッテージチーズを作ることができます。
タンパク質が固まるのを確かめる実験(料理?)としては、豆腐作りなどもオススメです。
夏休みの自由研究ネタとしてもいいですね。
忙しい中学受験生にはこのような
・1日(半日?)でできる
・実質的な学びがある
・食べて美味しい
という自由研究は特にオススメなのです。
昨年の記事ですが、実際に子どもたちと豆腐作りに取り組んでいます。
よかったら参考にしてください。