ラムネ作りで理科の学習
理科は難しい科目として、苦手意識を持っているお子さんもいます。
特に中学受験の勉強に出てくる問題は、日常の身の回りのできごととかけ離れている、と感じるお子さんが多いようです。
しかし、日常の生活の中にも受験の理科に通じる様々な化学変化(と気づかれていない場合も多いですが)があります。
夏休みが近いということで、自由研究にも使えそうな実験をいくつかご紹介していきますね。
今回は、お子さんの大好きなお菓子、ラムネです。
■ラムネはどうやってできるの?
ラムネは、重曹とクエン酸で作ります。
見た目も可愛く、食べたときにシュワッととける食感が人気ですね。
そのシュワッの正体はなんだと思いますか?
実は、二酸化炭素(の泡)で、重曹とクエン酸が唾液の水分にとけて化学反応を起こしているのです。
口の中で化学変化が起こっているなんて、子どもたちはビックリするかもしれませんね。
ラムネには、お菓子のラムネと飲み物のラムネがありますが、どうしてどちらもラムネなのか、ソーダはなぜソーダという名前なのか、そしてラムネとの違いは、なども調べると、おもしろい自由研究になりそうですね。
ラムネは理科の学習になるだけでなく、体内で脳のエネルギー源であるブドウ糖となる砂糖やショ糖が含まれています。
森永ラムネにはブドウ糖が含まれているため「集中力アップ」の目的でビジネスマンにも人気があるのだそうです。
■材料は?
・重曹 小さじ3分の1
・クエン酸 小さじ4分の1
・粉砂糖 50g
・水 小さじ2分の1
・コーンスターチ 10g
・レモンオイル 3から5滴
・食紅(無くてもいい) 少量
です。
■作り方
①ボウルに粉糖、コーンスターチ、重曹、クエン酸を入れて泡立て器でよく混ぜます。
② ①のボウルにレモンオイルとレモン汁と水を入れてつぶすように混ぜ合わせます。
③食紅を水でとかして加えます。
④ゆびですり混ぜるように混ぜ、かたまりができるくらいの状態にしましょう。
⑤手で丸めたり、型を使って形を整えます。
⑥平らなお皿にサランラップをしき、置いていきます。
⑦固まったら完成!
家庭にあるものでできる理科の実験は、たくさんあります。
お子さんが楽しく学べる題材は、家庭に溢れているということです。
こうしたお菓子づくりをきっかけに、理科を好きになるお子さんもたくさんいます。
よかったら試してみてください。