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「中学受験 見るだけでわかる理科のツボ」

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中学受験 2017年08月09日10時47分
長らくブログの更新をサボってしまっていたのですが、その間何もなかったわけでは当然なく、いろんなことがありました。

5月から6月にかけ、主任相談員を務めさせていただいているポータルサイト「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」主催の授業イベントを行いました。
親子参加型で、算数、国語、理科の授業、というよりその手前の「勉強のしかた」をお伝えするイベント。

当然私は理科の回の担当だったのですが、普段いろんな所でお伝えしている「理科の勉強のしかた」をお伝えすると、「知らなかった」といった反応をするお父さん、お母さんもいらして、あらためて「伝え続けていかなくちゃ」と感じました。

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当日の様子。スライドなどを見ながらの楽しいひと時でした。


■新著が出ました

今月1日、拙著「中学受験 見るだけでわかる理科のツボ」が発売になりました。

中学受験の理科というと、なんだか勉強のしかたがよくわからないとか、面白みが感じられないといった声も聞くのですが、「それなら中学受験の理科がどんなものかがわかって、その勉強の面白さが伝わるような本を作ろうじゃないか」という発想で作られたのが今回の書籍です。

たとえば暗記の方法として「視点を変える」というものがあります。
人体に摂り入れられた食物の栄養分、いわゆる三大栄養素(でんぷん・タンパク質・脂肪)の消化に関して覚えたい場合、一つの視点として「デンプンはまず唾液で麦芽糖に分解され、小腸で腸液によって・・・」と「栄養素別」に暗記するという方法があります。

しかしそうやって暗記しようとしても、なかなか頭に入ってこない・・・
そんな場合に視点を変え「唾液の担当はデンプンのみ、胃液の担当はタンパク質のみ、腸液の担当はデンプンとタンパク質、すい液は全部!」と「消化液別」に暗記するとうまく頭に入ります。

こういった「記憶の工夫」は大人の方が子どもより得意で、お父さん、お母さんは科目の詳しい内容を教えられなくても、こういう部分でお子さんの力になってあげましょう、といったようなことも本書ではとり上げています。

中学受験の理科の本としては非常に個性的な書籍になったと思います。
みなさんよければ書店で手にとってみてください(^^)

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丸善お茶の水店様にて。

お子さんたちは夏休みも中盤。
「この夏はこういうことをしたい」
そんな目論見が目論見通りにいっているか、このあたりで見直して、夏の後半に臨みたいですね。

残念ながら8月7日〜8日の部分月食は、台風の通過もあって観測できなかった地域も多かったですが、次の楽しみはペルセウス座流星群です。
8月12日〜13日未明、これを自由研究の題材とするのもいいですね。
楽しみに待ちましょう。


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中学受験 / 家庭学習 / 出版など / 学習法 2017年08月09日10時47分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
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