勉強の基本形
すっかり秋らしく、空の高い日が多くなりました。
散歩をしても気持ちいい気候ですね。
10月29日、「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」主催のトークイベントの
司会進行係として、弁士である西村則康先生をサポートする役割で参加しました。
会場も、一般家庭の一室を模したつくりで、集まったお父さん、お母さんの熱気で
ムンムン。
ご家庭での学習の重要性という、西村先生最新の著書に沿った内容で、
聞いていてとても興味深いお話をたくさん伺うことができました。
この日は偶然、西村先生が出演したテレビ番組「100秒博士アカデミー」
(TBSテレビ)の放送日であり、その中でも先生がお話されていたのですが、
たとえば、鉛筆の持ち方。
親指で人差し指を押さえるような持ち方、と言葉で表現してわかるでしょうか。
力を入れて持ちたいから、そのような持ち方になるのでしょうが、
もちろんこれは正しい持ち方ではありません。
力を込めて握りしめているので、柔軟に動かすことができませんし、
鉛筆が「立って」いるので、鉛筆の先を覗きこむようにしないと、
自分の書いている字が見えなかったりします。
西村先生が仰る正しい鉛筆の持ち方は、
「親指、人差し指、中指ではさみ、鉛筆は真上から見て45度斜め」
なのだそうです。
なんでもそうですが、正しい方法というのには、理由があるんですね。
鉛筆を正しく持って背筋を伸ばして勉強すると、鉛筆の先が右目、左目の
どちらからでも見える。
また、力を込めて握りしめている状態ではないので、指も柔軟に動きます。
字や図が、とても書きやすい。
テレビでも、司会のダウンタウンのお二人、ゲストの齋藤孝先生たちも
納得しておられましたね。
こうした「勉強の基本形」をしっかり修得することは、その後の学習の
大きな土台となる部分ですから、非常に大切だと私も思います。
背筋を伸ばして勉強することも、やはり理由があります。
私が知るかぎり、机に這いつくばるような姿勢で勉強するお子さんは、
どうしても視野が狭くなりがちで、今やっていることを俯瞰することが
苦手です。ミスも多くなりがちですね。
物理的に、目と机との距離が近ければ、見える範囲は狭くなって当然です。
文字を正面からではなく、斜めから見ることが多くなりますから、読み間違い
などの可能性も大きくなります。
もう高学年になったけど、こういった癖が抜けない、というお子さんの場合、
どうすればいいでしょうか。
「姿勢を良くして勉強しなさい」と何度言われても、それがどうしてなのか
知らなければ、お子さんの習慣になることはありません。
ただ単に「叱られるから」という消極的な気持ちになってしまいます。
いろんなデメリットを、わかりやすくお子さんに伝えてあげるのが大切だと
私は考えています。
高学年ですから理解もできます。
低学年のお子さんの場合は、ゆっくり、丁寧に、正しい学習のスタイルを
身につけさせてあげてくださいね。
とても有意義な会になりました。参加者の皆様、ありがとうございました!
散歩をしても気持ちいい気候ですね。
10月29日、「中学受験情報局 かしこい塾の使い方」主催のトークイベントの
司会進行係として、弁士である西村則康先生をサポートする役割で参加しました。
会場も、一般家庭の一室を模したつくりで、集まったお父さん、お母さんの熱気で
ムンムン。
ご家庭での学習の重要性という、西村先生最新の著書に沿った内容で、
聞いていてとても興味深いお話をたくさん伺うことができました。
この日は偶然、西村先生が出演したテレビ番組「100秒博士アカデミー」
(TBSテレビ)の放送日であり、その中でも先生がお話されていたのですが、
たとえば、鉛筆の持ち方。
親指で人差し指を押さえるような持ち方、と言葉で表現してわかるでしょうか。
力を入れて持ちたいから、そのような持ち方になるのでしょうが、
もちろんこれは正しい持ち方ではありません。
力を込めて握りしめているので、柔軟に動かすことができませんし、
鉛筆が「立って」いるので、鉛筆の先を覗きこむようにしないと、
自分の書いている字が見えなかったりします。
西村先生が仰る正しい鉛筆の持ち方は、
「親指、人差し指、中指ではさみ、鉛筆は真上から見て45度斜め」
なのだそうです。
なんでもそうですが、正しい方法というのには、理由があるんですね。
鉛筆を正しく持って背筋を伸ばして勉強すると、鉛筆の先が右目、左目の
どちらからでも見える。
また、力を込めて握りしめている状態ではないので、指も柔軟に動きます。
字や図が、とても書きやすい。
テレビでも、司会のダウンタウンのお二人、ゲストの齋藤孝先生たちも
納得しておられましたね。
こうした「勉強の基本形」をしっかり修得することは、その後の学習の
大きな土台となる部分ですから、非常に大切だと私も思います。
背筋を伸ばして勉強することも、やはり理由があります。
私が知るかぎり、机に這いつくばるような姿勢で勉強するお子さんは、
どうしても視野が狭くなりがちで、今やっていることを俯瞰することが
苦手です。ミスも多くなりがちですね。
物理的に、目と机との距離が近ければ、見える範囲は狭くなって当然です。
文字を正面からではなく、斜めから見ることが多くなりますから、読み間違い
などの可能性も大きくなります。
もう高学年になったけど、こういった癖が抜けない、というお子さんの場合、
どうすればいいでしょうか。
「姿勢を良くして勉強しなさい」と何度言われても、それがどうしてなのか
知らなければ、お子さんの習慣になることはありません。
ただ単に「叱られるから」という消極的な気持ちになってしまいます。
いろんなデメリットを、わかりやすくお子さんに伝えてあげるのが大切だと
私は考えています。
高学年ですから理解もできます。
低学年のお子さんの場合は、ゆっくり、丁寧に、正しい学習のスタイルを
身につけさせてあげてくださいね。
とても有意義な会になりました。参加者の皆様、ありがとうございました!