小川大介の中学受験合格を実現する逆算受験術

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自由研究

取材 2013年07月26日00時30分
暑く、やや天候がぐずついたりと、
首都圏はじめじめが続いています。
でも、昆虫たちはしっかり活動していますね。

早朝、外へ出ると、すでにセミが鳴いています。
都会の真ん中でもしっかり鳴いているセミに、
思わず「がんばれ!」と思ってしまいます。



さて、夏休みといえば、自由研究!

本日、あるインターネットポータルサイトの取材を受け、
自由研究についてお話ししたのですが、
さらにみなさんにお伝えしたいことがあり、今回は取り上げてみました。


私が日ごろからお勧めしている自由研究は、

①忙しい受験生が、短時間で済ませられる
②入試に役立つ
③理科が好きになる

の3つの要素を満たしているもの。

ヒントは、入試問題にあります。

近年の入試問題は、「机の上だけの勉強」ばかりしている受験生」
には解けない問題を出題する傾向があります。

つまり、日頃から身の回りの自然現象などに興味を持っているか、
ということを問う内容の問題が、非常に多くなっています。

こういった問題をヒントに、夏休みの自由研究を計画するのもいいと思います。

たとえば、光合成の実験。
朝顔の葉の白い部分(「ふ」といいます)には葉緑体がないため、デンプンができない、
といったことを扱った問題、入試問題では「テッパン」です。
これが本当かどうか、実験で確かめるんですね。

朝顔の葉の「ふ」は珍しくありませんから、簡単に手に入れられます。
ヨウ素液も、ヨードチンキを含むうがい薬などを使えば、入手は簡単ですね。
温めたアルコールなど、火気を扱う場合は、
お父さん、お母さんが気をつけてあげてほしいのですが、
それ以外は、実はそんなに難しい実験ではありません。

自分で実験し、目で見て確かめることは、お子さんに達成感を与えてくれます。
実体験としての知識が増えれば、さらなる興味もわいてくるでしょう。
夏休みまでに塾で習った問題で、実験に関する問題はなかったでしょうか?

それらのうちの1つを、実際に行ってみることは、
実は理科が好きになる第一歩なんです。

・電池を直列にすると、豆電球が明るいって習ったけど、ほんと?
・夏至の日を過ぎると、暑くなるけど太陽高度は低くなるって、ほんと?
・水が凍るとき、完全に凍ってしまうまで0度のままってならったけど、ほんと?

といった、「知識として習ったけど、この目で確かめたわけではない」ことを
確かめてみませんか?

ぜひこの夏、お子さんと自由研究を楽しんでみてください!


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都心のセミも、しっかり夏を謳歌しています!
取材 2013年07月26日00時30分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
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