志望校のコースに入れなかったら
7月になり、すっかり夏らしくなってきましたね。
日差しの強さに季節の到来を感じます。
日中の暑さと打って変わって、朝や夕刻のひんやり涼しい感じは
初夏ならではです。
さて今回は、ご家庭と個別指導中心の志望校対策について
考えてみたいと思います。
早い塾では夏から、6年生は志望校別のコースが本格的に始まります。
多くの場合、資格制となっていて基準偏差値以上をとる必要があるか、
ガイドラインなどが設けられていて、基準に達していなければ
参加できないというものです。
そこで、例年2つの質問をお母さんたちから受けることが多いのです。
(1)希望のコース資格に成績が足りなかったのですが、どうすればいいですか?
(2)志望校のコースが設定されていないのですが、どうすればいいですか?
(1)の場合、まず志望校を変更するかどうかです。
「受験の天王山」とは言われますが、まだ夏が始まったばかり。
志望校は変えずに頑張るという場合は、以下のいずれかがよいとお答えします。
A 志望校と出題傾向が似ていて、やや偏差値レベルの低い学校のコースが
あればそちらに参加する。
B 志望校別の講座は受講せず、個別や家庭教師を利用して、独自に対策を
組む。
Aは、塾の先生に聞くとよいでしょう。たとえば、長めの時間でじっくり
解かせる学校なのか、比較的短時間で多くの問題を出す学校か、で分けても
似た学校は見つかります。そんな学校のコースがあれば、しばらくそこで
実力をつけるという計画です。
Bは、業者選びが難しいところですが、やる内容は、ほぼAと似たものになると
思います。これまで学習してきた事柄を総復習しつつ、志望校の入試問題への
対応力をつけるというのが、志望校対策ですから、やはりやるべきことは
志望校の過去問、そして志望校と似た出題をする中学校の過去問です。
勉強をスポーツに例えると、今までの勉強は練習、練習試合くらいですが、
ここからは本気の試合モードです。より実践的な問題への対応力をつけて
いかなければなりません。
いつまでも素振りだけでは、試合では活躍できないですよね。
そういった意味で、塾で用意される「その他もろもろコース」は
お勧めできません。資格の必要なコースに入れなかった場合や、(2)のように
そもそもコースが用意されない学校を志望校とするお子さんたちが、
ひとくくりで指導されるわけです。
そうなるとすでに「志望校別」ですらないわけで、実践的な学習が非常に
不足した状態となります。
この場合も、塾外の手助けを検討して良いと思います。
業者選びで注意していただきたいのは、せっかく志望校対策のために個別や
家庭教師に頼むのに、意図していた授業にならないと意味が無いということ
です。
「オリジナルテキスト」「オリジナルプリント」などは本当に注意してください。
中身は何なのか、志望校対策として本当に効果があるのか、しっかり質問し、
吟味する必要があります。
家庭教師や個別指導は、価格だって割高です。せっかくお金をかけるのなら、
お子さんにもっとも効果がある対策は何か、しっかり話を聞いてくれて、
中身のある対策をしてくれる業者を選ばなければなりません。
何度か述べていますが、しっかり授業を公開している(お子さん自身が教えて
もらっているところを見学できる)業者を選びましょう。何につけ、
ブラックボックスはよくありません。
志望校別のコースに入れなくても、まだまだ方法はあります。
目標は、コースに入ることではなく、志望校に合格することですから。
夏!元気に乗り切りましょう!

セミが鳴き始めそうな季節です!
日差しの強さに季節の到来を感じます。
日中の暑さと打って変わって、朝や夕刻のひんやり涼しい感じは
初夏ならではです。
さて今回は、ご家庭と個別指導中心の志望校対策について
考えてみたいと思います。
早い塾では夏から、6年生は志望校別のコースが本格的に始まります。
多くの場合、資格制となっていて基準偏差値以上をとる必要があるか、
ガイドラインなどが設けられていて、基準に達していなければ
参加できないというものです。
そこで、例年2つの質問をお母さんたちから受けることが多いのです。
(1)希望のコース資格に成績が足りなかったのですが、どうすればいいですか?
(2)志望校のコースが設定されていないのですが、どうすればいいですか?
(1)の場合、まず志望校を変更するかどうかです。
「受験の天王山」とは言われますが、まだ夏が始まったばかり。
志望校は変えずに頑張るという場合は、以下のいずれかがよいとお答えします。
A 志望校と出題傾向が似ていて、やや偏差値レベルの低い学校のコースが
あればそちらに参加する。
B 志望校別の講座は受講せず、個別や家庭教師を利用して、独自に対策を
組む。
Aは、塾の先生に聞くとよいでしょう。たとえば、長めの時間でじっくり
解かせる学校なのか、比較的短時間で多くの問題を出す学校か、で分けても
似た学校は見つかります。そんな学校のコースがあれば、しばらくそこで
実力をつけるという計画です。
Bは、業者選びが難しいところですが、やる内容は、ほぼAと似たものになると
思います。これまで学習してきた事柄を総復習しつつ、志望校の入試問題への
対応力をつけるというのが、志望校対策ですから、やはりやるべきことは
志望校の過去問、そして志望校と似た出題をする中学校の過去問です。
勉強をスポーツに例えると、今までの勉強は練習、練習試合くらいですが、
ここからは本気の試合モードです。より実践的な問題への対応力をつけて
いかなければなりません。
いつまでも素振りだけでは、試合では活躍できないですよね。
そういった意味で、塾で用意される「その他もろもろコース」は
お勧めできません。資格の必要なコースに入れなかった場合や、(2)のように
そもそもコースが用意されない学校を志望校とするお子さんたちが、
ひとくくりで指導されるわけです。
そうなるとすでに「志望校別」ですらないわけで、実践的な学習が非常に
不足した状態となります。
この場合も、塾外の手助けを検討して良いと思います。
業者選びで注意していただきたいのは、せっかく志望校対策のために個別や
家庭教師に頼むのに、意図していた授業にならないと意味が無いということ
です。
「オリジナルテキスト」「オリジナルプリント」などは本当に注意してください。
中身は何なのか、志望校対策として本当に効果があるのか、しっかり質問し、
吟味する必要があります。
家庭教師や個別指導は、価格だって割高です。せっかくお金をかけるのなら、
お子さんにもっとも効果がある対策は何か、しっかり話を聞いてくれて、
中身のある対策をしてくれる業者を選ばなければなりません。
何度か述べていますが、しっかり授業を公開している(お子さん自身が教えて
もらっているところを見学できる)業者を選びましょう。何につけ、
ブラックボックスはよくありません。
志望校別のコースに入れなくても、まだまだ方法はあります。
目標は、コースに入ることではなく、志望校に合格することですから。
夏!元気に乗り切りましょう!

セミが鳴き始めそうな季節です!