いよいよ明日です。
明日からいよいよ、東京の私立中学校入試が始まります。
受験生たちは皆、緊張と不安、期待などいろいろな思いで1月31日を過ごしているかと思います。
関西の傾向ということだけではなく、首都圏でも、やはり王道は「学力をつけること」だと感じています。
つまり、複雑な条件を整理したり、くらべて数量関係をつかんだり、類推したり、といった問題解決のためのツールを駆使して、謎を解き明かす方法を身につけるということに他ならないと私は考えています。
当然、志望校の傾向を分析して対策をとることも大切なのですが、それらも根本となる学力あってのことです。
今年も、数ヶ月あるいは数年一緒に中学受験を目指して来たお子さんたちの中に、そうした「王道」を伸び伸びと進んだ方が少なからずいたことを、本当に嬉しく感じています。
中学受験では、親も子も本当にたくさんのことを学びます。
お子さんは、もともと誰に強制されたわけでもないのに、決めた目標を達成したいという強い思いが自分の中にあるということ、そのために不安を感じる自分がいたり、その不安を受け入れて乗り越えようとする自分がいることにも気づくでしょう。
諦めない心、失敗や挫折から気持ちを切り替えて次へと向かうことも学びます。
お父さんお母さんは、そうした我が子の成長を見てやはり何かを学ぶのです。
何より、(紆余曲折はあったかもしれませんが)諦めずに志望校を目指す我が子を信じる気持ちを学ぶのだと思います。
受験は数字で結果が出されるテストですから、倍率が2倍なら2人に1人は不合格になります。
でも、受験を通して2人ともが大きく成長することは可能です。
受験の成功をお手伝いするのが私の仕事、使命ですが、それは志望校合格ということだけを意味するのではないと肝に銘じつつ、明日からの受験生たちの健闘にエールを送りたいと思います。