解法知識の研究④
あっという間に秋が深まってきました。
もうすぐ冬です。
肌寒い日も多くなってきましたね。
天体観測にも適した季節ですが、11月17日はしし座流星群のピークだそうです。
暖かい恰好で、楽しみましょう!
さて今回も解法知識について。
今回は化学です。
ではさっそく。
【問題】
鉄とアルミニウムはどちらも塩酸にとけて、水素が発生します。
鉄1gが溶けたときに発生する水素は400cm3、
アルミニウム1gが溶けたときに発生する水素は1300cm3です。
いま、鉄とアルミニウムの混合粉末5gに、十分な量の塩酸を加え、
完全にとかしてしまうと、水素が3800cm3発生しました。
この混合粉末に含まれる鉄の重さは何gですか。
【解答・解説】
さて、5gの混合粉末のすべてがアルミニウムだったら、
発生する水素は
1300 × 5 = 6500cm3
また5gの混合粉末のすべてが鉄だったら、
発生する水素は
400 × 5 = 2000cm3
となりますよね。
ここまでで、「これって、つるかめ算?」と多くの受験生は気付きます。
理科の先生は理系ですから、算数・数学大好きなんですね。
ということで、つるかめ算の解法です。
解き方は1つではありませんが、面積図はつるかめ算の代表的な解法の1つです。
図のaは
6500 - 3800 = 2700
ということになりますから、
鉄の重さは
2700 ÷ 900 = 3g
ということになりますね。
理科でもつるかめ算を使う!ということを知っておいて損なし!!
空気が澄んでいて、月や星の観測にいいですね。
写真は十五夜ではなく、十三夜です。
名月と言われているんですよ。