グラフの制覇⑧
街ではコートを羽織った人も見かけるようになってきました。
おしゃれな人はいろんな変化に敏感ですね。
すっかり肌寒いこのごろです。
首都圏の入試までいよいよ100日を切り、受験生たちも気が
引き締まってきているのではないでしょうか。
さて、今回は「グラフの制覇」でやり残した問題に気付いたので
パート⑧です!
ではさっそく。
【問題】
下の図は、ある植物に光を当てたときに、植物体内のでんぷんの量が
どのようになるかを示しています。たてじくの+は、植物体内ででんぷん
が増加することを、-はでんぷんが減少することを表しています。
この植物を1日のうち10時間は光の強さ6の場所におき、残りの14時間
は真っ暗なところに置くと、この植物体内のでんぷんは、日あたり何mg
増加または減少するでしょうか。
【解答・解説】
グラフで、光の強さが0のときに植物体内のでんぷん量が20mg減少しているのは
呼吸しているためです。呼吸にエネルギーを使うんですね。
呼吸は1日中行われていますから、
20 × 24 = 480mg
のでんぷんが、呼吸によって使われ、減少します。
光があたっている10時間に関しては植物は光合成で1時間あたり
20 + 40 = 60mg
のでんぷんをつくり出しています。
ですから
60 × 10 = 600mg
のでんぷんが植物体内にできます。
だから、
600 - 480 = 120mg
のでんぷんが、植物体内に残ることになりますね。
こたえ 120mg増加する
グラフを
と読み取ることが大切なんですね。
さて、10月18日に発売された「プレジデントファミリー12月号」
の付録「頭がよくなる理科ドリル」の作成を担当させていただいたんですが、
好評のようで、とても売れているそうです。
興味のある方、売り切れる前に急いでくださいね!