グラフの制覇⑥
秋分の日も過ぎ、急に秋らしい気候になってきました。
夜になるとひんやりしていますね。
お子さんたちは運動会の練習で大変かもしれませんが、それももうあと少しです。
さて、グラフに関して、6回目です。
ではさっそく。
【問題】あるこさの塩酸50mlに、水酸化ナトリウム水溶液を少しずつ加え、液温をはかって記録しました。
横軸をくわえた水酸化ナトリウム水溶液の量、縦軸を温度変化としてグラフにすると、どのような形のグラフになるでしょうか。次から選んで答えなさい。
中和反応によって、熱が発生します。
ですから、中和反応が進むにつれて液温は上がっていきますね。
しかし、完全中和点を過ぎたあとは、それ以上熱が発生しませんから、アを選んでしまうお子さんも多くいます。
しかしそこが引っかけですね。
中和反応が終わったあとも、水酸化ナトリウム水溶液を加え続けるので、いったん上がった液温は、加えている水酸化ナトリウム水溶液の温度に近づく、つまり低くなっていくはずです。
ですからこたえはウかエということになります。
で、ここからが難解です。
中和反応がおこっているとき、加えた水酸化ナトリウム水溶液が一定ならば、一定の熱が発生すると考えられます。しかし、温度の上がり方は一定ではありません。
なぜなら、液全体の量が増えているため、温度の上がり方はだんだん緩やかになっていくと考えられますね。
こうなると、もうこたえはウとしか考えられません。
ちなみに完全中和点を過ぎると温度は下がっていきますが、その下がり方もだんだんゆるやかになっていきます。
なぜなら、たとえば10mlの水溶液に10mlの水溶液を加えると2倍になったことになりますが、次に20mlになった水溶液に10mlの水溶液を加えても、1.5倍にあったことにしかならないからです。
つまり全体量が増えるほど、温度の下がり方は緩やかになっていきますね。
この問題は、けっこうシンプルに見えて億が深いです。最難関レベルといっていいでしょう。
6年生はいよいよ受験シーズン。
どんどん問題を解いて、経験値を上げていきましょう!
夜になるとひんやりしていますね。
お子さんたちは運動会の練習で大変かもしれませんが、それももうあと少しです。
さて、グラフに関して、6回目です。
ではさっそく。
【問題】あるこさの塩酸50mlに、水酸化ナトリウム水溶液を少しずつ加え、液温をはかって記録しました。
横軸をくわえた水酸化ナトリウム水溶液の量、縦軸を温度変化としてグラフにすると、どのような形のグラフになるでしょうか。次から選んで答えなさい。
中和反応によって、熱が発生します。
ですから、中和反応が進むにつれて液温は上がっていきますね。
しかし、完全中和点を過ぎたあとは、それ以上熱が発生しませんから、アを選んでしまうお子さんも多くいます。
しかしそこが引っかけですね。
中和反応が終わったあとも、水酸化ナトリウム水溶液を加え続けるので、いったん上がった液温は、加えている水酸化ナトリウム水溶液の温度に近づく、つまり低くなっていくはずです。
ですからこたえはウかエということになります。
で、ここからが難解です。
中和反応がおこっているとき、加えた水酸化ナトリウム水溶液が一定ならば、一定の熱が発生すると考えられます。しかし、温度の上がり方は一定ではありません。
なぜなら、液全体の量が増えているため、温度の上がり方はだんだん緩やかになっていくと考えられますね。
こうなると、もうこたえはウとしか考えられません。
ちなみに完全中和点を過ぎると温度は下がっていきますが、その下がり方もだんだんゆるやかになっていきます。
なぜなら、たとえば10mlの水溶液に10mlの水溶液を加えると2倍になったことになりますが、次に20mlになった水溶液に10mlの水溶液を加えても、1.5倍にあったことにしかならないからです。
つまり全体量が増えるほど、温度の下がり方は緩やかになっていきますね。
この問題は、けっこうシンプルに見えて億が深いです。最難関レベルといっていいでしょう。
6年生はいよいよ受験シーズン。
どんどん問題を解いて、経験値を上げていきましょう!