小川大介の中学受験合格を実現する逆算受験術

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夏、あとひとがんばりです。

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中学受験 2011年08月17日23時23分
「解らせる」ということにはいくつかの段階があるように思います。またそのことと「自力でできるようにさせる」もまた別のことです。
お子さんたちと授業を進める中で、いまだにこのことを強く感じたり、新たな発見があったりして、つくづく「奥が深いなあ」と思うことがあります。

今は夏休み。普段は平日の夕方しか私は授業を持たないのですが、長期休暇は朝から授業を担当します。いつもよりご提供できる枠が多くなるので、普段は担当しないお子さんの授業を担当することがあります。多くは六年生、理科や算数の苦手単元の理解を深めたい、あるいは苦手科目そのものを何とか得意にしたい、というご希望を持ったお子さんです。

みんな、初めての先生ということで、ドキドキ状態でやってきます。あらかじめ教室を通して、またはご家庭に直接連絡を取って、どのようなお子さんで何を希望しているかを知った上で授業に臨むとはいえ、やはり私もドキドキします(笑)。しかし私はこのドキドキが好きだったりします。
「こんにちは、○○くん。よろしくね。」と挨拶して授業が始まると、全力でお子さんの反応や表情から状態を推測し、確かめ、次の最良の一手を考える…。

何だか格好良く言ってしまいましたが、要するに私の言っていることができるだけ受け入れられやすい形でお子さんに届き、お子さんが納得し、何だかできそうだと思い、やってみたらできた。できたなら次に類題を考えてもらい、自力で再現できるか。今このときの興味、関心はどこへ向いているか。まだ受け入れる余裕はありそうか。ありそうなら関連事項を伝えます。

具体的に言うと、こんなところでしょうか。

もちろんお子さんが「わかった!」という反応を見せてくれれば嬉しいことですし、ご家族に連絡した際に「本当によくわかったと言って帰ってきました。」と言っていただくとさらに嬉しいのですが、そこで満足してしまってはいけない、とも思います。

そこから長いお付き合いが生まれ、ひとまずの目標である中学受験をよい形で乗り切るためのサポートができること。

もちろん曜日が合わなかったり空き授業枠がなかったりで、それ以降なかなか授業を担当できなかったりということはありますが、一度でも担当したお子さんのことは気にかかるものです。担当の講師に様子を尋ねたり、教室で見かけたら「元気?上手くいっている?」と声をかけたり。

そのお子さんが受験を乗り切って初めて、少しは役に立てたかな、と思ったりします。

それから何年もの年月が過ぎて、すっかり立派な大学生になったお子さんにばったり出会ったり、教室に訪ねてくれたりすることがあります。
そんな時、「僕、一回だけ先生の授業を受けたことがあるんだ。」とか「先生あの時、私に○○って言ったんだよね。」なんて言われることがあり、嬉しい気持ちと同時に、身が引き締まる思いがします。
十年近く経っているのに、私の一言をこの子は覚えている…。

お子さんにかける一言が、いかに大切か。

この夏も初めて担当するお子さんたち何人かと授業をしました。

この子達は私の言ったことを覚えていてくれるのかな。

そう思い、毎日全力で授業です!

皆さん、残り少ない夏、がんばりましょう!
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中学受験 2011年08月17日23時23分
主任相談員の辻義夫
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である辻義夫が家庭学習で悩んでいる方にすぐに実践できる効果的な学習方法をお教えします。
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