記号問題をなぜか間違えてしまう人へ
国語の学習で何が苦手かを子供たちに聞くと、多くの場合は「記述!」という答えが返ってきます。
「何を書いたらいいのか分からない」
「合っているつもりなのに、点数がもらえなかった」
「時間がかかって他の問題が解けなくなる」
など、記述にまつわる悩みは色々です。
しかしテストの得点アップを考えた時、記述にばかり目を向けていていいのかどうかは注意が必要です。
国語の成績が伸びないお子さんは、記号問題やぬき出し問題で失点していることが多いからです。
特に注意が必要なのは、
〇本が好き
〇物語文は得意だけれど、論説文はあまり好きじゃない
〇記述問題は結構マルがもらえるのに、記号問題でポロポロと落とす
というタイプのお子さんです。
こういうお子さんは、文章内容は良く読み取れていて、登場人物の気持ちもよく分かっています。
小学校5年生の春ぐらいまでは、どちからというと国語が得意科目で、得点源にしていた子も多いでしょう。
しかし小5の後半あたりから思うような点数が取れなくなってくる。
塾の授業はちゃんと聞いているし、宿題も真面目にやっている。
塾の先生からも「文章の理解はできていますよ」と言われる。
なのに、テストになると点数が取れない。
で、答案用紙を見てみると記述ではそれなりに得点できているのに、記号問題でポツポツと落としてしまい、
それが積み重なって20点30点を失っている。
こういうケースによく出会います。
なぜこんなことになるかというと、ほとんどの塾では、国語の授業が「文章内容の読み取り」ばかりに力を入れ、「設問の読み方」には意識が向いていないからです。
そのため、本文を読み取る力は順調に伸びても、
「設問意図を理解する力」と「記号問題の文そのものを正確に読む力」はほとんど育っていない、
ということが良くあるのです。
そういうお子さんが国語の問題に取り組んでいる様子を観察していると、
目の動かし方に一定の傾向があることに気づきます。
「本文を読んでいる時に比べ、設問や記号の文を読んでいる時の目の動きの方が」『ずっと速い』のです。
「速い」というより、ほとんど読んでいない子も少なくありません。
文章内容を理解することが大切だ、と強調されてきたために、
その裏返しで、「設問や記号の文は大切じゃない」という意識が育っているともいえるでしょう。
この点に気づけば、記号問題を間違えやすいお子さんをいかにサポートするかも見えてきます。
効果的な方法の一つは、【設問意図、記号の文そのものの内容に関して、発問してあげる】ことです。
お子さんが設問をぱっと見て本文の方に目を移そうとした時に、すかさず
「何が聞かれているの?」
「何を答えればいいの?」
と問いかける。
また、記号の文を読んだなというタイミングで、
「その選択肢には、いくつのことが書いてあるの?」
「その内容と関係するのは、本文のどの段落なの?」
と問いかける。
さらに、「他の選択肢と比べて、言っていることが違う部分はどれ?」
と焦点をしぼる。
こういう援助をしてあげると、設問や記号の文を正確に読もうとする意識が高まっていきます。
逆に言うと、今までいかに設問や記号の文をおろそかにしてきたかに気づくことでしょう。
国語が苦手ではないはずなのに、なぜか点数が伸びないとお困りの方は、
ぜひ一度試してみて下さい。
「何を書いたらいいのか分からない」
「合っているつもりなのに、点数がもらえなかった」
「時間がかかって他の問題が解けなくなる」
など、記述にまつわる悩みは色々です。
しかしテストの得点アップを考えた時、記述にばかり目を向けていていいのかどうかは注意が必要です。
国語の成績が伸びないお子さんは、記号問題やぬき出し問題で失点していることが多いからです。
特に注意が必要なのは、
〇本が好き
〇物語文は得意だけれど、論説文はあまり好きじゃない
〇記述問題は結構マルがもらえるのに、記号問題でポロポロと落とす
というタイプのお子さんです。
こういうお子さんは、文章内容は良く読み取れていて、登場人物の気持ちもよく分かっています。
小学校5年生の春ぐらいまでは、どちからというと国語が得意科目で、得点源にしていた子も多いでしょう。
しかし小5の後半あたりから思うような点数が取れなくなってくる。
塾の授業はちゃんと聞いているし、宿題も真面目にやっている。
塾の先生からも「文章の理解はできていますよ」と言われる。
なのに、テストになると点数が取れない。
で、答案用紙を見てみると記述ではそれなりに得点できているのに、記号問題でポツポツと落としてしまい、
それが積み重なって20点30点を失っている。
こういうケースによく出会います。
なぜこんなことになるかというと、ほとんどの塾では、国語の授業が「文章内容の読み取り」ばかりに力を入れ、「設問の読み方」には意識が向いていないからです。
そのため、本文を読み取る力は順調に伸びても、
「設問意図を理解する力」と「記号問題の文そのものを正確に読む力」はほとんど育っていない、
ということが良くあるのです。
そういうお子さんが国語の問題に取り組んでいる様子を観察していると、
目の動かし方に一定の傾向があることに気づきます。
「本文を読んでいる時に比べ、設問や記号の文を読んでいる時の目の動きの方が」『ずっと速い』のです。
「速い」というより、ほとんど読んでいない子も少なくありません。
文章内容を理解することが大切だ、と強調されてきたために、
その裏返しで、「設問や記号の文は大切じゃない」という意識が育っているともいえるでしょう。
この点に気づけば、記号問題を間違えやすいお子さんをいかにサポートするかも見えてきます。
効果的な方法の一つは、【設問意図、記号の文そのものの内容に関して、発問してあげる】ことです。
お子さんが設問をぱっと見て本文の方に目を移そうとした時に、すかさず
「何が聞かれているの?」
「何を答えればいいの?」
と問いかける。
また、記号の文を読んだなというタイミングで、
「その選択肢には、いくつのことが書いてあるの?」
「その内容と関係するのは、本文のどの段落なの?」
と問いかける。
さらに、「他の選択肢と比べて、言っていることが違う部分はどれ?」
と焦点をしぼる。
こういう援助をしてあげると、設問や記号の文を正確に読もうとする意識が高まっていきます。
逆に言うと、今までいかに設問や記号の文をおろそかにしてきたかに気づくことでしょう。
国語が苦手ではないはずなのに、なぜか点数が伸びないとお困りの方は、
ぜひ一度試してみて下さい。