「伸びる子の資質」は入塾前に育みたいですね
こんにちは!
「かしこい塾の使い方」
主任相談員の小川です。
「かしこい塾の使い方」
主任相談員の小川です。
私が
中学受験に臨む子供たち、
そして保護者の方々を
お手伝いするようになって、
20年以上になります。
受験熱の高まり、
私立校の共学化傾向、
少子化、
個別塾の広がり、
記述問題の増加、
など、この20有余年の間に、
様々な変化を見てきました。
入試問題も確実に難しくなってきました。
ただ、20年前も今も、
全く変わらないことも、もちろんあります。
塾通いする以前の、
お子さん自身の資質です。
生まれつきの才能、ということではなく、
幼児期、低学年の間に育まれた力です。
たとえば、
①絶対的な計算力
②旺盛な知識欲
③粘り強さ
④言語力
⑤書く力・試す力(とりあえずやってみる)
⑥聞く力(=読み取る力)
などが代表的です。
もちろんこれらの力は、
高学年になってからでも
伸ばせるのですが、
もともと養われた状態で、
小4からの学習をスタートする
お子さんと、
小4からの学習内容を学びながら、
土台となる力も養おうとする
お子さんとでは、
どうしたって差がついていきます。
塾に入る前に、
「伸びる子の資質」を
できるだけ育てておく。
「伸びる子の資質」を
できるだけ育てておく。
これは昔も今も変わらない、
受験の成功法則です。
伸びる子の資質を持った状態で
塾通いを始めた子は、
勉強が楽しいのです。
やればやるほど成績が上がる、
知らなかったことをどんどん教えてもらえる、
できることが増えていく。
何より、達成感があるのです。
知らない問題、ぱっと見は分からない問題
に対して、
じ~っと考え込んでみたり、
あれこれと手を動かしてみたりして、
「分かった!」となった時の爽快感。
この爽快感、達成感は、
ゲームの楽しみにも似ているようです。
だから、「はまる」のですね。
ただ、この爽快感、達成感は、
誰しもが味わえるものではありません。
「ねばり強さ」が必要だからです。
一度上手くいかなかったぐらいで
簡単にあきらめてしまわず、
「もう一回やってみよう」と思える心。
この粘りがあるから、
壁を乗り越えられるのですね。
しかし、先に上げた
「伸びる子の資質」の中で、
計算力や知識欲に比べて、
「ねばり強さ」は、
「その子の性格」として片づけられてしまうことが
多いように感じます。
もともとねばり強い子と、淡白な子がいて、
それは性格だから親があれこれ言っても仕方がない、
とお考えの方が多いのですね。
それは勘違いです。
ねばり強さも、
幼児期から低学年の間に、
育むことができる力なのです。
ではどのように育んでいけばいいのか、
次回は具体的な関わり方をお話ししたいと思います。
それでは今日も、
出会う方全ての可能性を
拓いて参りましょう!
出会う方全ての可能性を
拓いて参りましょう!