文章全体の読み方 ~後編~
こんにちは!
「かしこい塾の使い方」
主任相談員の小川です。
「かしこい塾の使い方」
主任相談員の小川です。
春らしい暖かな日が増えてきました。
木の芽がほころび、虫たちが飛び交っています。
街中には、
入学式、入園式を終えたばかりの
初々しい子供たちの声が広がっています。
やはり春は気持ちがワクワクしますね。
この季節、勉強でも壁を乗り越えて、
新しい力を得て行ってもらいたいと思います。
さて前回から、
「国語の学習で絶対に欠かせないこと」をお話しています。
文章を読むには
文章ジャンルごとの構造を理解しましょう、
ということをお話ししました。
今日はもう少し具体的に考えてみましょう。
読むのが早いのに、
内容についてもきっちり押さえられている人っていますよね。
そういう人は例外なく、
文章ジャンルごとの組み立て方の決まりを理解している人です。
そういった人は、文章を読み始めてすぐに、
「これは、論説文だな」
と判断し、
「ということは、最初の1~3段落あたりで文章全体の話題をつかむ必要があるな」
と意識し、
「別の話題が出てきた、これは”対比”かな?”並列”かな?
それとも実は具体例なのかな?」
といった判断をしつつ、
文章の中盤を過ぎたあたりで、
「もともとの話題は~~で始まったけれど、
今は==の話が中心になっているな。
結論にどうつながっていくのか、
気をつけて読むことにしよう。」
などと注意を払うこともでき、
文章の最終段落を読みながら、
「やはり~~の話題でまとめに入ったか。
つまり筆者が言いたいのは、”~~は・・・・・だ”ということだな」
と、文章全体を頭の中で整理できているものです。
そうした人が文章を読んでいる時の、目の動きに注目すると、
文書を最後まで読み終えた後に、
さっと文章の先頭を確認していることにも気づくでしょう。
最初と最後をつなげ合わせているのですね。
いかがでしょうか。
皆さんは、文章を読む時に文章構造を意識しているでしょうか。
次回からはより具体的に、
文章ジャンルごとの構造を説明していきたいと思います。
「文章を読むのが苦手」
という方にはお役にたつ内容だと思いますので、
ぜひチェックしてみてください。
それでは今日も、
出会う方全ての可能性を
拓いて参りましょう!
出会う方全ての可能性を
拓いて参りましょう!