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国立医学部を狙っている中学生の方へ~社会の学習~

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中学受験 2012年04月18日10時02分
こんにちは!
SS-1の小川です。


日曜から火曜日にかけて、
関西へ出張しておりました。

神戸⇒京都⇒大阪⇒神戸⇒姫路
と、結構移動続きの3日間でしたが、
SS-1の関西スタッフとたっぷり話し、
友人たちからは大いに刺激を受け、
充実した時間となりました。

昨夜遅くに東京へ帰りついた時は、
肌寒さを感じる気候でしたが、
朝起きるといい天気!
柔らかい陽射しで気持ちがいいですね^^

今日はSS-1の白金台教室へ出向きます。
授業や面談、講師研修で、
皆さんの可能性を引き出そうと思います。

さて今回の関西出張では、
色々と収穫があったのですが、
そのうちの一つに、
国立医学部進学には、社会科の学習技術が実は大きく関係してくる
という気付きがあります。

中学生の時点では意識している人は少ないのですが、
国立大学医学部を目指している人は、
大学入試センター試験の社会で
90点以上取ることを目指すものです。

この、「9割」という目標ラインが曲者です。

8割でいいなら、高校になってからの追込みで、
なんとか帳尻を合わせられます。

「地理」や「倫理政経」を選択して、
8割以上は取れないけれど、
歴史科目に比べて勉強時間が短くて済む

という方針でいく人も多いことでしょう。
(大学・学部によって科目指定がありますので、
入試要項のチェックをお忘れなく!)

しかし社会9割以上を目指すのであれば、
日本史か世界史を選択するのが賢明です。

知識を積み上げておけば、
問題傾向が少々変化したところで
得点のブレが起きないからです。

ここで一つ注意しておきたいのは、
社会という科目は、意外に早い時点で、
出来不出来の差がつく科目だということです。

学校の進度・深度にもよりますが、
中一の半ばですでに大きく得点差がつく場合もあります。

そしてその差はどんどん開いたまま、
高校に突入してしまうことがほとんどです。

なぜなら、社会の点数が取れていない子は、
社会の知識が足りないということ以上に、
社会の学び方が分かっていない
という問題を抱えているからです。


親も子も、数学や英語は気にするため、
点数が今一つとれていない時には、
「苦手なんじゃないか!?」と、
早いタイミングで意識するものです。

しかし社会については、
「どうせ覚えるだけでしょ?」
「後でまとめてやればいいから」
という意識が働き、
「中学1年生の間は、まぁそれほど気にしなくていいだろう」
と、考えがちです。

学習法の検証を行わないまま
定期テストの度に一夜漬けをくり返す。
このサイクルに入ってしまうと、
社会の学習技術は決して身につきません。

学び方が分かっていないから、
知識もなかなか増えませんし、
いざ勉強しようとした時に、
「一体何から手をつけたらいいのか分からない」
ということになってしまいます。


一方、社会の学習技術が身についているお子さんは、
学校の授業から、効率よく知識を得ていきますし、
テストの度にこれまで覚えた知識を、
相互に関連付けしていくことができます。

手元の教材も、
ポイントとなるところにマークがなされ、
付箋がついています。
ノートには、
重要知識の関係図が記されていて、
短時間で復習できるようになっています。

社会の勉強が上手な子は、
センター試験に向けて学習していく際も、
学校内容でかなりの部分を習得しているので、
あとは、過去問演習で解き慣れるだけ、
という状態で高3を迎えられます。


「社会は高2まででだいたい身についているから、
あとは仕上げするだけで大丈夫」

こう言える価値がどれほどのものか、
大学入試に直面している方々には、
よくお分かりだと思います。


ですから、
国立大学医学部を目指すお子さんには、
中1の段階から、社会の学習にきちんと取り組み、
社会の学習技術をぜひ身につけていただきたいと思います。


最後に社会の学習技術について、項目列挙しておきます。
いくつの項目が意識できているでしょうか?
自分自身のスタイルを早めに確立していきましょう。

〇学校の授業をどのように受ければいいのか
〇予習時の短時間ポイントチェック法
〇プリント整理・活用術
〇年表の使い方
〇地図帳の使い方
〇歴史:縦軸(時間)、横軸(同時代)の貫き方
〇設問文の条件整理術
〇インターネット活用法


自分では上手く学習が進まない、
という方は、
「社会の学習技術を個別で習う」
という選択肢もあります。

実際、東京のSS-1会員には、
2~3回の社会スポットレッスンを受講し、
学習効果を大きくアップさせた人が、
何人も出てきています。

中学受験でも、大学受験でも、
結果=努力×学習効率 なのですね。

ぜひ参考にしてください。

それでは明日も、
出会う方全ての可能性を
拓いて参りましょう!
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中学受験 2012年04月18日10時02分
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