小川大介の中学受験合格を実現する逆算受験術

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灘中合格者の至言

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中学受験 2012年01月24日22時12分
こんにちは、SS-1の小川です。

東京は慣れぬ大雪で
大混乱でしたね。
皆さんはお怪我など
ありませんでしたか?

お互い気をつけましょうね。

入試日の朝ではなかったことが
幸いです。
平穏な気持ちで入試に向かわせて
あげたいですからね。


さて関西の中学入試が一段落し、
関東では、
埼玉、千葉の入試が進んでいます。

SS-1の子供たちも着実に合格を重ね、
2月入試への合格ロードを
築いていっている最中です。

今日は渋谷学園幕張中学校の
発表がありましたが、
会員の方々から早速
うれしい報告が届きました。


実は、
過去問をこなしている段階では、
一度も合格点に届かなかった子も
何人かいました。

しかし彼らも、本番に向けて、
合格法則を上手く
作り上げていけたようです。


担当の先生が入試の直前まで
手を尽くしてきましたから、
喜びもひとしおです。


入試の直前期になると、
苦手単元を克服するのは
難しいものです。

ですが苦手科目の中にも、
得意な単元や問題パターンは
ある
もの。
そこの完成度を高めることで、
合格ラインを超える作戦に
出たのが功を奏したようです。

塾の事前予想を、
いい意味で覆していけるのが、
個別指導の良さですね^^

ところで、首都圏より
一足早く完了した関西入試、
SS-1では灘中を始め、
難関校に合格する子が
例年にも増して多く、
たくさんの笑顔を
見ることができました。

SS-1では、入試が終了した子は、
担当講師と「アフター面談」を
行うことになっています。

講師と一緒に受験を振り返り、
自分が何を頑張れたのか、
いかに応援されてきたのか、
といったことを
確認していく場です。

自立した中学生として
意欲的に歩んでいくために、
「成功体験」をくっきりと
つかむことが大切なのです。

私も、
灘中に上位合格した生徒と
アフター面談を行いました。
彼との話は
大変興味深い話題だらけでしたが、
その中でも、
特に印象に残った言葉を
紹介したいと思います。

私が、
「日ごろ問題を解く時に、
 何を心がけてきたの?」

と問いかけた時です。

彼はこう答えました。

「答え合わせの時に、
 解説を見て終わりじゃなくて、
 自分で考えるようにしました。

 解説通りでもいいんだけど、
 僕には合わないこともあるので、
 そういう時は、
 自分に合うように
 説明を読み替えました


 あと、
 『このやり方いいな』
 と思った時は、
 その問題だけじゃなくて、
 他に使えそうな問題は
 どんなのがあるかな
と、
 考えるようにしていました。」



解答を覚えるんではなく、
まさに「理解」しているのですね。
しかも他の問題へも拡げている。

一石二鳥、三鳥の学習です。


驚かされたのはここからです。


さらに彼は、こう続けました。

「でも、いつもじゃありません。
 テスト前は違うんです
 テストでは、
 今まで勉強した内容が
 頭の中にぱっと出てくる
 方がいいから、
 これまでやった問題を
 時間をかけずにばーっと
 覚え直すんです。」



見事ですね。
目的に応じて、学習の方法を
ちゃんと選択しているんです


彼の勉強時間は、
他の灘中受験生に比べると
かなり少ない部類でした。
それでも常に上位の成績を
維持していたのですが、
この学習法なら、納得ですよね。


このブログをご覧の皆さんに、
何か参考になればと思い、
彼の「至言」をご紹介しました。


さあ今週も、
可能性を拓いて参りましょう! 
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中学受験 2012年01月24日22時12分
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