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東京学芸大学附属に通うお子さんたち

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中学受験 2010年09月18日08時13分
SS-1に、大学附属の小学校に通ってらっしゃる方々からのご相談が増えています。
大学附属小学校・・・世間では「実験校」とも呼ばれますね。

関西ですと、
大阪教育大学附属小学校(平野、池田、天王寺)
京都教育大学附属小学校(京都、桃山)
神戸大学附属小学校(住吉と明石が統合されました)
などが有名です。

東京では、
東京学芸大学附属小学校(世田谷、小金井、竹早、大泉)
お茶の水女子大学附属小学校
の名前が挙がります。

いずれも独創的な教育手法を取り入れているため、既存の公立小学校に飽き足らない方にとって、
魅力があるそうです。
先生方それぞれが一家言をお持ちのようで、同じ学年でもクラスが違えば、行っている学習内容が全く違うということも、珍しくありません。

そういえば、東京学芸大学附属小学校には時計がないそうですね。
時間に縛られない環境の中で、子どもたちの独創性を育もうということでしょうか。
いかにものびのびした印象を受けますね。
(「いつ下校してくるか分からないから予定が立たない」と、お母さん方にとってはお困りの面もあるようですが・・・)

で、SS-1の自由が丘教室には、立地上、
地元の八幡小学校や等々力小学校、緑ヶ丘小学校などに並び、
東京学芸大学附属世田谷小学校にお通いの方からの
ご相談、お問い合わせが多く寄せられます。


面白いのは、私立中学受験をお考えの方だけでなく、

附属中学校へ進学することを決めてらっしゃる方からも、
ご相談が寄せられることです。


附属小学校から附属中学校へは、かなりの高確率で進学できるものの、
附属高校への進学は全く別、という事情があるようです。


なにせ、東京学芸大学附属の場合、附属中学校から附属高校への進学率は10%程度。
附属中学はあくまで教育実験校であって、受験指導に力を入れている学校ではありません。

時には、その独創的なカリキュラムゆえに、
受験進学の面だけで見れば、一般の公立中学よりも不利な条件に立たされる場合もあるわけです。


では、SS-1に一体何をご相談にいらっしゃるのかと言いますと、

○高校受験を見すえて、中学受験の勉強をしているお子さんたちに負けない学力をつけたい。
○学校の授業も良さがあるので、単なる先取り学習は避けたい

という、一見相反する願望を何とか実現できないだろうか、ということなんですね。

SS-1は完全予約制のマンツーマン個別指導ですから、お互いに顔が指さないという点も、
重要なファクターのようですが、それはさておき)


たしかに、附属小学校の指導というのは、子どもたちに深く考えさせる傾向があり、
集団塾で提供される中学受験指導とは、志向が大きく異なります。

ですから塾通いをしても、
「学校は学校、塾は塾」ということになってしまい、
どっちつかずの状態に陥りやすいのは間違いないところです。


かといって、学校の授業をベースに、ペーパーテストの問題解決力を高めていくのは、
ご家庭ではなかなか難しいのも事実です。
(附属高校の受験では、結局はペーパーテストでふるいにかけられるわけですからねぇ)


結果として、SS-1では、
附属中学校に進学なさるお子さんについては、
完全オーダーメイドの指導をさせていただいております。


学校内容から立ち上げて、中学受験レベルの条件整理力・分析力を伸ばしていくためには、
既存の参考書、問題集をそのまま使うだけでは上手くいきません。


クラスの先生によって、授業内容が一人一人違いますからね。


ですから、附属小学校のお子さんを担当した講師は、1回80分の指導のために、
その何倍もの時間をかけて準備をすることになります。

正直、大変なのですが、
そういう準備をしている時のSS-1講師の表情というのは、実に良いのですねぇ。

受け持っているお子さんの反応を予想して、ああでもない、こうでもないと、
嬉しそうに学習プランニングを進めています^^


お子さん一人のためだけに学習プランを作り上げていく。
個別指導をさせていただく醍醐味の一つですね。
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中学受験 2010年09月18日08時13分
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