第338回 第2回志望校判定サピックスオープン
「第338回 第2回志望校判定サピックスオープン」
今日でゴールデンウィーク(GW)も終り、
来週からはいつもの日々が戻ってきます。
GW中は、塾でテストや特別講座があり、
家に帰ればおさらいや弱点補強の勉強と、
忙しい日々を過ごされたことと思います。
しかし、ホッとするまもなく、
大きなテストが各塾で予定されています。
5/14 サピックス5年 実力診断サピックスオープン
5/16 サピックス6年 マンスリー確認テスト
6/04 サピックス6年 サピックスオープン
6/09 サピックス5年 マンスリー確認テスト
6/15 サピックス6年 マンスリー確認テスト
5/07 日能研6年 志望校選定テスト(全国公開模試)
6/03 日能研5年 実力判定テスト(全国公開模試)
6/04 日能研6年 志望校選定テスト(全国公開模試)
6/25 日能研6年 志望校選定テスト(全国公開模試)
5/13 浜学園5・6年 同志社中合格判定テスト大会
5/14 浜学園 公開学力テスト
6/11 浜学園 公開学力テスト
6/25 浜学園6年 合否判定学力テスト
毎月の定期テスト以外に実力テストが予定されています。
そこで、今回は直近に行われる実力テスト、
「第2回志望校判定サピックスオープン」についてみていきます。
2016年6月4日に実施された
「第2回志望校判定サピックスオープン」算数Aの
出題範囲は、次の通りでした。
大問1 計算問題
大問2 小問集合(文章題)
(1)素数
(2)等差数列の和
(3)道順問題
(4)食塩水の混合
大問3 小問集合(図形)
(1)角の大きさ
(2)面積の差
(3)水そうの底面を変える問題
(4)回転体の体積
大問4 場合の数 数作り
大問5 文章題(割合) 比の積・商
大問6 平面図形 図形の折り返し
大問7 文章題(速さ) 往復の出会い
算数Aは
「知識の定着度と問題処理能力をみる問題」
(サピックスHPより)です。
算数Bと比べれば得点のしやすい問題レベルですが、
「時間がたりない」
「ケアレスミスをする」
といったお悩みをよく伺います。
どのようにテストについて取り組めば、そ
のようなお悩みから解放されるのか、
今回はこの点を中心に、問題をみていきます。
まずは大問1です。
大問1の計算3問は、短時間で全問正解したい問題ですが、
大問1で失点をしている場合は、
次のような工夫や書き方ができているかをチェックしてみて下さい。
大問1次の□にあてはまる数を求めなさい。
工夫の仕方には個人差がありますから、別の方法でもOKです。
大切なことは「自分なりの工夫をする」ということです。
大問2と大問3は「知識の一行問題」です。
知っていれば解けますし、
知らなければ解けない(解けても時間がかかる)問題ですから、
チェックポイントの知識などに課題があるようでしたら、
過去問や塾教材、
あるいは
「4科のまとめ」(四谷大塚)
「プラスワン問題集(東京出版)」などで補強しておきましょう。
大問2 次の□にあてはまる数を求めなさい。
(1) 80から100までの整数のうち、約数が2つしかない整数をすべて書くと□です。
(2) 2、6、10、14、…というようにあるきまりにしたがって整数を小さい方から順に左から並べていきました。このうち、左から10番目から20番目までの整数をすべて加えると□になります。
(3) 右の図のような、ごばんの目の形をした道があります。この道をAからBまで進むとき、遠回りをしないで行く進み方は全部で□!通りあります。
(4) 容器Aには濃度が7%の食塩水が、容器Bには□%の食塩水が、それぞれ400gずつ入っていました。容器Aから100gの食塩水を取り出して容器Bに入れ、よくかき混ぜたあと、容器Bから100gの食塩水を取り出して容器Aに入れ、よくかき混ぜると、容器Aの食塩水の濃度は6.5%になりました。
続けて、大問3です。
大問3 次の□にあてはまる数を求めなさい。円周率の値は3.14とします。
(1) 右の図のような三角形ABCの中に点Pをとったところ、PAの長さとPBの長さとPCの長さが等しくなりました。角BACの大きさが64度のとき、角xの大きさは□度です。
(2) 右の図は、長方形の中に直線を2本引いたものです。このとき、アの部分の面積とイの部分の面積の差は□cm2です。
(3) 右の図のような、直方体を組み合わせた形の容器があります。面EFGHを床につけた状態で、水面の高さが7cmになるまで水を入れてふたをしました。次にふたをしたままの状態で、面AEHDを床につけました。このとき、水面の高さは□cmになりました。
(4) 右の図は、1辺の長さが1cmの正方形のタイルを7枚並べたものです。これを直線ABのまわりに1回転させてできる立体の体積は□cm3です。
算数Aの大問3までの正解が目的の場合は、
(3)は水の体積を計算しても構いませんし、
(4)も比を使わなくてOKです。
しかし、大問4以降でも得点を積み上げ、
また算数Bも得点を狙う場合は、
「どのような解き方をして正解するか」
という点にも気を配ることが望ましいです。
次のサピックスオープンまで、まだ約1ヶ月あります。
知識の強化、解法のレベルアップのために、
過去問や塾教材、市販教材などを使った学習を、
5月の家庭学習に取り入れることができるといいですね。