ゴールデンウィークはもうすぐ!
magnolia!
お元気ですか?
モクレンです。正確には「紫木蓮(シモクレン)」というそうです。
千昌夫さんで有名な「北国の春」にでてくる、
白い花がきれいなコブシもモクレンの仲間です。
「北国に帰る」といえば、上野駅を思い浮かべがちですが、
盛岡行や八戸行の夜行高速バスなども新宿・池袋から出ています。
池袋と言えば、豊島岡女子学園がありますよね!
ということで、今回も強引な展開からご紹介するのは
今年度、医学部など理系に多くの合格者を輩出した、
豊島岡女子学園の2011年入試問題です。
類似問題が市販問題集はもちろん、
大手進学塾の小5復習テストでも見受けられましたから、
5年生でもチャレンジできそうですね。
【問題】
豊子さんと花子さんがある階段で次のようなゲームをしました。
勝ったほうは、3段上がる
負けたほうは、1段降りる
あいこのときは、2人とも1段上がる
2人は同じ段に立ち、このゲームを始めました。このとき、次の問いに答えなさい。
(1) 何回かじゃんけんをした後、花子さんは豊子さんより12段高いところにいました。花子さんは豊子さんより何回多く勝ちましたか。
(2) 12回じゃんけんをした後、豊子さんは最初に立っていた段から22段上がったところにいました。このとき、豊子さんは何回勝ちましたか。考えられる回数をすべて答えなさい。
どうですか? 5年生でも見たことがあるんじゃないでしょうか。
「階段じゃんけん問題」は、
◎1回勝負がつくと「2人あわせて」何段増減するか
◎1回勝負がつくと「2人の差」は何段できるか
◎1回あいこになると「2人あわせて」何段増減するか
の3つについてまとめておくのがコツでしたよ。
では(1)では、「2人あわせて」、「2人の差」のうち、どちらが分かっていますか?
そうですね。
「花子さんは豊子さんより12段高い」とありますから、「2人の差」が分かっています。
1回分の差が 3+1=4段 ですから、12段÷4段=3回 が答えです。
では(2)はどうでしょうか。
「12回じゃんけんをした後、豊子さんは最初に立っていた段から22段上がった」は
「1人に関する条件」です。
ということは、「2人あわせて」、や「2人の差」は使えなさそうです…。
「3段上がる」か「1段降りる」か「1段上がる」のどれかを計12回すると、
全部で22段上がれますか。
こんな風に「読みかえ」ができそうです。
そうですね!
「3種のつるかめ算(条件なし)」タイプです。
とくれば、「面積図」がおススメでしたね?
ところが「降りる=減る」があるので、面積図は少し書きづらいです。
さすが、最難関レベルの学校の入試問題です。
しかし、つるかめ算なのですから、つるかめ算の大方針で解いてみましょう!
つるかめ算の大方針=「もし、○○ばかりだったとしたら…?」ですね!
「もし、12回とも全部負けたとしたら…。」からスタートです。
1段×12回=12段下にいる ことになります。
実際は22段上にいたのですから、22+12=34段のちがい がありますね。
負ける代わりにあいこだったら、1+1=2段のちがい、
負ける代わりに勝っていたら、1+3=4段のちがい ができます。
つまり、2段×★回+4段×△回=34段 で回数は12回以内で
「調べるパターン(→不定方程式)」ということがわかります。
表から勝った回数は、5、6、7、8 とわかりました。
この問題のように「文章題で困った」時は、
「大方針を利用する=基本問題の形に近づける」という取り組みをすると
結構うまくいきますよ!
豊島岡女子学園は難関校ですが、それでも5年生が挑戦可能な問題が出題されます。
ゴールデン・ウィークは目前です。
ゴールデン・ウィークをどう過ごすかを早急に計画しておくといいですね!
お元気ですか?
モクレンです。正確には「紫木蓮(シモクレン)」というそうです。
千昌夫さんで有名な「北国の春」にでてくる、
白い花がきれいなコブシもモクレンの仲間です。
「北国に帰る」といえば、上野駅を思い浮かべがちですが、
盛岡行や八戸行の夜行高速バスなども新宿・池袋から出ています。
池袋と言えば、豊島岡女子学園がありますよね!
ということで、今回も強引な展開からご紹介するのは
今年度、医学部など理系に多くの合格者を輩出した、
豊島岡女子学園の2011年入試問題です。
類似問題が市販問題集はもちろん、
大手進学塾の小5復習テストでも見受けられましたから、
5年生でもチャレンジできそうですね。
【問題】
豊子さんと花子さんがある階段で次のようなゲームをしました。
勝ったほうは、3段上がる
負けたほうは、1段降りる
あいこのときは、2人とも1段上がる
2人は同じ段に立ち、このゲームを始めました。このとき、次の問いに答えなさい。
(1) 何回かじゃんけんをした後、花子さんは豊子さんより12段高いところにいました。花子さんは豊子さんより何回多く勝ちましたか。
(2) 12回じゃんけんをした後、豊子さんは最初に立っていた段から22段上がったところにいました。このとき、豊子さんは何回勝ちましたか。考えられる回数をすべて答えなさい。
どうですか? 5年生でも見たことがあるんじゃないでしょうか。
「階段じゃんけん問題」は、
◎1回勝負がつくと「2人あわせて」何段増減するか
◎1回勝負がつくと「2人の差」は何段できるか
◎1回あいこになると「2人あわせて」何段増減するか
の3つについてまとめておくのがコツでしたよ。
では(1)では、「2人あわせて」、「2人の差」のうち、どちらが分かっていますか?
そうですね。
「花子さんは豊子さんより12段高い」とありますから、「2人の差」が分かっています。
1回分の差が 3+1=4段 ですから、12段÷4段=3回 が答えです。
では(2)はどうでしょうか。
「12回じゃんけんをした後、豊子さんは最初に立っていた段から22段上がった」は
「1人に関する条件」です。
ということは、「2人あわせて」、や「2人の差」は使えなさそうです…。
「3段上がる」か「1段降りる」か「1段上がる」のどれかを計12回すると、
全部で22段上がれますか。
こんな風に「読みかえ」ができそうです。
そうですね!
「3種のつるかめ算(条件なし)」タイプです。
とくれば、「面積図」がおススメでしたね?
ところが「降りる=減る」があるので、面積図は少し書きづらいです。
さすが、最難関レベルの学校の入試問題です。
しかし、つるかめ算なのですから、つるかめ算の大方針で解いてみましょう!
つるかめ算の大方針=「もし、○○ばかりだったとしたら…?」ですね!
「もし、12回とも全部負けたとしたら…。」からスタートです。
1段×12回=12段下にいる ことになります。
実際は22段上にいたのですから、22+12=34段のちがい がありますね。
負ける代わりにあいこだったら、1+1=2段のちがい、
負ける代わりに勝っていたら、1+3=4段のちがい ができます。
つまり、2段×★回+4段×△回=34段 で回数は12回以内で
「調べるパターン(→不定方程式)」ということがわかります。
表から勝った回数は、5、6、7、8 とわかりました。
この問題のように「文章題で困った」時は、
「大方針を利用する=基本問題の形に近づける」という取り組みをすると
結構うまくいきますよ!
豊島岡女子学園は難関校ですが、それでも5年生が挑戦可能な問題が出題されます。
ゴールデン・ウィークは目前です。
ゴールデン・ウィークをどう過ごすかを早急に計画しておくといいですね!