今年のこの1題 その11
a Japanese kerria!
お元気ですか?
この季節、桜だけでなく色々な草花や木々が芽吹き、街が本当にカラフルになりますね。
単に「kerria」ともいわれるようですが、山吹です。
山吹と言えば、
「七重八重 花は咲けども 山吹の実の一つだに なきぞ悲しき」 兼明親王
が、思い起こされますね。
にわか雨に降られた太田道灌が近くの農家で雨具を借りようとしたところ、
山吹の花を差し出されたというあの逸話です。
太田道灌と言えば、江戸城の築城で知られています。
この大きなお城、赤坂見附や四谷見附などの史跡も多く残されています。
四谷と言えば、雙葉学園がありますよね!
ということで、今回も強引な展開からご紹介するのは女子御三家のひとつ、
雙葉中学校の2012年入試問題です。
これまでも多くの最難関中の入試問題をみてきましたが、
6年生、問題によっては4、5年生でも十分チャレンジできる問題がありました。
雙葉中学校の問題も5年生でチャレンジできる問題がありますよ。
【問題】
7月1日(金)から計算ドリルを1日2ページずつ解いて、8月中に終わらせる計画を立てました。ところが、7月24日から8月4日までは、旅行に出かけたのでドリルを解くことができませんでした。そこで、その後は日曜日に1日5ページを解き、それ以外は今まで通りに解いたところ、9月1日にちょうど終わりました。はじめの計画では、8月何日に終わる予定でしたか。
どうですか? 5年生でもチャレンジできそうですね。
「予定通りにいかなかった差集め算」のように見えますね。
ということは、前回の女子学院同様な整理をすれば方針が立つはずです。
7/1………7/24……8/4………8/?……9/1
予定 2………2………2…………2
実際 2………0………0 2…5…2…5…2…
ここで「いやだなぁ」と感じるとすれば、
8/5~9/1で2ページの日と5ページの日が混じっているところですね。
でも、言い換えればそこを解決すれば解けそうな感じがしますよね。
5ページの日、つまり日曜日が何回あるかが問題になっていることなんです。
「そっかー、日暦算なんだ!」
5年生ならば、7/1~9/1の2か月間ほどですから、書き出してもOKですよ。
旅行から帰ってドリルを再開したのは8/5です。
ここでおススメなのが
「お化け日暦(もし、カレンダーに7月32日以降があったら…)」です。
8/5=7/36 なので 36÷7=5あまり1 →金曜日
ですから、8/7、8/14、8/21、8/28の4日間が日曜日です。
つまり、7/1から9/1までの 31+31+1=63日間 のうち、
旅行が 7/35-7/23=12日間 、日曜日が4日間 ですから、
63-(12+4)=47日間 が、2ページずつドリルを解いた日です。
ですからドリルのページ数は、2×47+5×4=114ページ です。
予定では1日2ページでしたから、114÷2=57日間 で仕上がるはずでした。
7/1から57日間解き続けると、終わるのは7/57=8/26 なので、解答は26日です。
「差集め算」風に見えたので整理をしてみると、
日暦算の問題であることに気づけ、
あとは基本問題と同じように処理ができました。
このように、女子御三家であっても5年生が挑戦可能な問題が出題されます。
ですから、日暦算で「1日ずれた…」とか、
「曜日求めが苦手で…」といったお子さんは、
それさえ直せば最難関中を目指すこともできるんです。
6年生は春休みも終わってしまいましたが、
ゴールデン・ウィークという「長期休暇」がまだ残っています。
ゴールデン・ウィークをどう過ごすか、今のうちに計画しておくといいですね!
お元気ですか?
この季節、桜だけでなく色々な草花や木々が芽吹き、街が本当にカラフルになりますね。
単に「kerria」ともいわれるようですが、山吹です。
山吹と言えば、
「七重八重 花は咲けども 山吹の実の一つだに なきぞ悲しき」 兼明親王
が、思い起こされますね。
にわか雨に降られた太田道灌が近くの農家で雨具を借りようとしたところ、
山吹の花を差し出されたというあの逸話です。
太田道灌と言えば、江戸城の築城で知られています。
この大きなお城、赤坂見附や四谷見附などの史跡も多く残されています。
四谷と言えば、雙葉学園がありますよね!
ということで、今回も強引な展開からご紹介するのは女子御三家のひとつ、
雙葉中学校の2012年入試問題です。
これまでも多くの最難関中の入試問題をみてきましたが、
6年生、問題によっては4、5年生でも十分チャレンジできる問題がありました。
雙葉中学校の問題も5年生でチャレンジできる問題がありますよ。
【問題】
7月1日(金)から計算ドリルを1日2ページずつ解いて、8月中に終わらせる計画を立てました。ところが、7月24日から8月4日までは、旅行に出かけたのでドリルを解くことができませんでした。そこで、その後は日曜日に1日5ページを解き、それ以外は今まで通りに解いたところ、9月1日にちょうど終わりました。はじめの計画では、8月何日に終わる予定でしたか。
どうですか? 5年生でもチャレンジできそうですね。
「予定通りにいかなかった差集め算」のように見えますね。
ということは、前回の女子学院同様な整理をすれば方針が立つはずです。
7/1………7/24……8/4………8/?……9/1
予定 2………2………2…………2
実際 2………0………0 2…5…2…5…2…
ここで「いやだなぁ」と感じるとすれば、
8/5~9/1で2ページの日と5ページの日が混じっているところですね。
でも、言い換えればそこを解決すれば解けそうな感じがしますよね。
5ページの日、つまり日曜日が何回あるかが問題になっていることなんです。
「そっかー、日暦算なんだ!」
5年生ならば、7/1~9/1の2か月間ほどですから、書き出してもOKですよ。
旅行から帰ってドリルを再開したのは8/5です。
ここでおススメなのが
「お化け日暦(もし、カレンダーに7月32日以降があったら…)」です。
8/5=7/36 なので 36÷7=5あまり1 →金曜日
ですから、8/7、8/14、8/21、8/28の4日間が日曜日です。
つまり、7/1から9/1までの 31+31+1=63日間 のうち、
旅行が 7/35-7/23=12日間 、日曜日が4日間 ですから、
63-(12+4)=47日間 が、2ページずつドリルを解いた日です。
ですからドリルのページ数は、2×47+5×4=114ページ です。
予定では1日2ページでしたから、114÷2=57日間 で仕上がるはずでした。
7/1から57日間解き続けると、終わるのは7/57=8/26 なので、解答は26日です。
「差集め算」風に見えたので整理をしてみると、
日暦算の問題であることに気づけ、
あとは基本問題と同じように処理ができました。
このように、女子御三家であっても5年生が挑戦可能な問題が出題されます。
ですから、日暦算で「1日ずれた…」とか、
「曜日求めが苦手で…」といったお子さんは、
それさえ直せば最難関中を目指すこともできるんです。
6年生は春休みも終わってしまいましたが、
ゴールデン・ウィークという「長期休暇」がまだ残っています。
ゴールデン・ウィークをどう過ごすか、今のうちに計画しておくといいですね!