2012年 今年のこの1問 その2
灘中!
お元気ですか。
いよいよ関西の統一入試が始まりました。
その第1日目の朝、灘中に行ってきたので、パチリ!
冬の曇り空も受験生の熱気でふっとぶような、そんな気さえする1日目でした。
今日はそんな灘中1日目の算数から1問。
今回も5年生のお子さんにはちょっと難しい問題かもしれませんが、
知っている知識だけでも解けるかもしれませんよ。
チャレンジしてみませんか?
【問題】
合同な2つの三角形を右の図のように置きます。このとき、ABの長さは□cmです。
ぱっと見ると、
「2009年 2日目-5」と同様に、
合同な三角形をずらして配置した問題のなかまのように思え、
「あの問題は補助線の発見が難しい問題だったよなぁ…」と、
算数が苦手なお子さんは思ったかもしれません。
でも1日目の灘中の問題は、けっこう親切なんですよ。
過去問もそうでしたが、ヒントを図中に与えてくれているんです。
第一ヒントは点線ABです。
図をじっくり見てみると、ABを高さとする直角三角形があればよさそうですね?
第二ヒントは「直角三角形」です!
「直角三角形とくれば、角に○、×を記入」という大原則がありますね!
これを実行してみると…
ほら、「あ」と「い」が平行なことに気づけます。
すると…
相似形が見つかりました。
そこで「ア」の長さを求めると次の図のようになります。
ここでヒントだった「点線AB」が使えるようになりましたね。
黄色と緑色の直角三角形の斜辺の比が、3:4.75=12:19 ですから、
点線ABの長さは、2cm÷12×19=19/6cm とわかります。
「直角三角形とくれば、角に○、×を記入」という原則は、5年生でも習いますね?
ポイントは、原則だけでなく、この原則が「相似を発見しやすくするためのものだ!」というところまで覚えることなんです。
5年生で、このように「何のための原則か?」という点までの学習ができると、5年生終了時点で入試問題にもチャレンジが出来るんです。
お元気ですか。
いよいよ関西の統一入試が始まりました。
その第1日目の朝、灘中に行ってきたので、パチリ!
冬の曇り空も受験生の熱気でふっとぶような、そんな気さえする1日目でした。
今日はそんな灘中1日目の算数から1問。
今回も5年生のお子さんにはちょっと難しい問題かもしれませんが、
知っている知識だけでも解けるかもしれませんよ。
チャレンジしてみませんか?
【問題】
合同な2つの三角形を右の図のように置きます。このとき、ABの長さは□cmです。
ぱっと見ると、
「2009年 2日目-5」と同様に、
合同な三角形をずらして配置した問題のなかまのように思え、
「あの問題は補助線の発見が難しい問題だったよなぁ…」と、
算数が苦手なお子さんは思ったかもしれません。
でも1日目の灘中の問題は、けっこう親切なんですよ。
過去問もそうでしたが、ヒントを図中に与えてくれているんです。
第一ヒントは点線ABです。
図をじっくり見てみると、ABを高さとする直角三角形があればよさそうですね?
第二ヒントは「直角三角形」です!
「直角三角形とくれば、角に○、×を記入」という大原則がありますね!
これを実行してみると…
ほら、「あ」と「い」が平行なことに気づけます。
すると…
相似形が見つかりました。
そこで「ア」の長さを求めると次の図のようになります。
ここでヒントだった「点線AB」が使えるようになりましたね。
黄色と緑色の直角三角形の斜辺の比が、3:4.75=12:19 ですから、
点線ABの長さは、2cm÷12×19=19/6cm とわかります。
「直角三角形とくれば、角に○、×を記入」という原則は、5年生でも習いますね?
ポイントは、原則だけでなく、この原則が「相似を発見しやすくするためのものだ!」というところまで覚えることなんです。
5年生で、このように「何のための原則か?」という点までの学習ができると、5年生終了時点で入試問題にもチャレンジが出来るんです。