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文章題 その6 「植木算」

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文章題の練習問題 2011年09月26日16時02分
瑞穂!

お元気ですか。


昨日(9月25日)は谷町教室でレイアウト変更が行われました。
入試が近づくお子さんの学習を考え、
4階で入室記録をしたら学習専用のスペースの5階へというレイアウトです。

写真はそのレイアウト変更の日,まだ残る朝焼けをバックに近くの田んぼに実る稲穂です。
稲にも他の栽培植物同様、「早生(わせ)、中手(なかて)、晩生(おくて)」があります。
手植えの田んぼもまだまだ残るこのあたりですが、この田は機械で等間隔に植えられた中手のようです。

「稲を等間隔に植える」

というわけで、今日は「植木算」です。

さっそくチェック問題です。

10本の木が道にそってまっすぐ、4mおきに植えられています。
(1)一番左はしの木と一番右はしの木は、何mはなれていますか。
(2)左はしから数えて3本目の木と7本目の木は、何mはなれていますか。

(1)の正解は、4m×(10-1)ヶ所=36m ですね。
もし、4m×10=40m としてしまっていたら、植木算の基本問題から復習しましょう。

(2)の正解 の前に、お子さんに説明をしてもらいましょう。
もちろん、絵を書いて説明してもらってもOKです。

お子さんが、
7-3=4…木の本数 4-1=3…間の数 4m×3=12m
と説明していたら、少し心配です。

もしかしたら、
「両端に木を植えるときは 木の本数-1=間の数」と
丸覚えをしている危険性があります。

下の絵のように、間は4つですね。


1本目から3本目まで木が3本あるから間は2つ、
1本目から7本目まで木が7本あるから間は6つ。
だから、3本目と7本目の間の数は 6-2=4つ とわかり、
4m×4=16m が正解です。

また、
「3本目から7本目までは1本目と2本目の木が不要なので、7-2=5本 ある。
5本の木の間の数は、1つ少ない4つ。」
のように考えてもOKですよ。

植木算は問題をイメージ(例:上の図)に変えて思いうかべ、
「木1本に間1つを『1対1対応』させる」ように考えると、
木の本数と間の数を間違えることはありません。

1年生や2年生のお子さんは公式覚えでOKですが、
3年生、4年生のお子さんは「問題文→イメージ→方針」という流れで問題を解く練習ができるといいですね。


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文章題の練習問題 2011年09月26日16時02分
主任相談員の前田昌宏
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である前田昌宏が算数の面白い問題や入試問題を実例に図表やテクニックを交えて解説します。
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