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「3.14の暗記」を活用しよう!

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図形の練習問題 2011年06月14日01時06分

こんにちは。中学受験情報局算数主任の前田昌宏です。

さて、今日は曲線図形、円とおうぎ形の単元から「3.14の計算の暗記とコツ」を取り上げていきます。

まずは計算タイムです。

次の計算をしましょう。

① 1×3.14
② 2×3.14
③ 3×3.14
④ 4×3.14
⑤ 5×3.14
⑥ 6×3.14
⑦ 7×3.14
⑧ 8×3.14
⑨ 9×3.14

おなじみの「3.14計算」です。

正確に覚えておくととても便利ですね。

たとえば、123×3.14

これは、100×3.14、20×3.14、3×3.14 に分けて計算できると


という、たし算だけでOKです。

この「3.14計算」、とっても便利なんですが、
2つの落とし穴があるので気をつけてくださいね!

一つ目は、位取りの間違いです。

お子さんがよくひっかかるのは、5×3.14=15.7 です。

上の④~⑨の計算のうち、この「5×3.14」だけが、計算結果が「3ケタ」なんです。

この間違いを防ぐためには、
「5×3.14=15.70」のように「4ケタ」にしておくのがおススメですよ。

二つ目は、円周率が3.14のときにしか役立たないということです。

ですから、円周率が「3.1」や「22/7」のときは、
「自分の力で計算」することになりますので、
普段の計算練習はやっぱりかかせません。

さて、この「3.14計算」をさらに有効に使うには、
すこし技術が必要です。

本日、2回目の計算タイムです。

① 3.14×199
② 3.14×39+3.14×28-3.14×17

計算の工夫と「3.14計算」ができるようになると、
とても計算が楽になりますね。


計算の工夫は、塾ではあまり時間をかけて教わることがないので、
苦手なお子さんにはお父さん、お母さんが教えてあげてくださいね。

「3.14×26+62.8×1.2」までできるようになると最高です!

「おまけ」
3.14×24 も一工夫で、「暗算」で計算できちゃいます!


(3.14計算 の解答)
①  3.14
②  6.28
③  9.42
④ 12.56
⑤ 15.7
⑥ 18.84
⑦ 21.98
⑧ 25.12
⑨ 28.26

(計算の工夫 の解答)
① 3.14×(200-1)=3.14×200-3.14×1=628-3.14=624.86
② 3.14×(39+28-17)=3.14×50=157

(これができると最高! の解答)
3.14×26+6.28×12=3.14×26+3.14×24=3.14×(26+24)=3.14×50=157

(おまけ の解答)
3.14×24=3.14×8×3=25.12×3=75.36

※こつは、「25の段(25×2=50、25×3=75、25×4=100、…)」や
「12の段(12×2=24、12×3=36、12×4=48、12×5=60…)」のように
「素因数分解に活用できる段(5や2と3を組み合わせた数)」を、
ちょっとでいいので覚えておくことです。

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図形の練習問題 2011年06月14日01時06分
主任相談員の前田昌宏
中学受験情報局『かしこい塾の使い方』の主任相談員である前田昌宏が算数の面白い問題や入試問題を実例に図表やテクニックを交えて解説します。
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