3.14の計算は暗記するの?
春雷。
お元気ですか。
明日はもう弥生ですね。
今日は算数と暗記の関係について少し。
よく話題になるのが、「3.14×(整数)」のことです。
3.14×1= 3.14
3.14×2= 6.28
3.14×3= 9.42
3.14×4=12.56
3.14×5=15.7
3.14×6=18.84
3.14×7=21.98
3.14×8=25.12
3.14×9=28.26
「これらを暗記しないんといけないんですか?」という
ご質問をいただくことがあります。
「算数は考える科目で、覚える科目ではない。」
一般的な算数の学習においては、
正しいことだと思います。
では受験算数は暗記とどのような関係にあるのでしょうか。
このことは受験戦略に左右されています。
受験戦略において
受験校予定校の難度や科目の配点は重要な要素です。
灘中や神戸女学院中など、「最難関」といわれる学校は、
算数や国語の配点が理科(や社会)よりも高く、
またその入試問題を解くには、
計算力や解法知識といった基礎力のほかに、
「問題把握力」や「思考力」、「試行力」といった応用力、
問題の取捨選択や粘り強さなど様々な要素が求められています。
一方で中堅校といわれている中学の入試問題には
市販参考書や問題集に掲載されている「定番の問題」が多く出題されていまし、
設定されているコースによっては、国語の配点が算数よりも高いことがあります。
「伸びるだけ、伸びて欲しい。」
全ての親御さんの想いですし、理想です。
しかし、お子さんの受験日は決められています。
つまり与えられた時間には限りがあるということです。
他の科目の勉強の時間も必要です。
ですから、その時間の中で
どのレベルまで達することが必要かを知ること、
そして目標設定をすることが
受験戦略上、非常に重要だといえるのです。
「3.14」の件に戻りましょう。
これは「基礎力」に属する計算力の分野ですね。
中学受験するお子さんで「計算ができない」というお子さんはまれでしょう。
もちろん、計算が遅いとか不正確といった弱点をもったお子さんはおられます。
しかし、計算が出来ないわけではありません。
この「3.14」の計算もしようと思えば
いつでも、
誰にでもできるのです。
しかし、もし暗記をしていれば
時間の短縮と
計算間違いのリスクから逃れることの
2点が可能になります。
「3.14」の暗記には、メリットこそあれ、デメリットはありません。
「4×25=100」や「8×125=1000」を覚えておくことと
なんら変わりがないのです。
ですから、「3.14」は暗記できるのならば、
「暗記した方が良い」といえるでしょう。
いま、「3.14は~」と書きました。
そうなんです。
算数には、
必要な暗記
望ましい暗記
避けておきたい暗記 の
3種類の暗記があるのです。
「3.14」や「4×25=100」は「望ましい暗記」です。
一方、「底辺×高さ÷2=三角形の面積」といった「公式」は
すべて「必要な暗記」です。
公式無しに算数の問題は解けませんものね?
「アが底辺で、イが高さですよ。」といったことも同様です。
そういう約束事なのだから仕方がないんです。
しかし、「3.14」や「4×25=100」は、
もし忘れてしまっても、覚えられなくても計算すれば済むことです。
ですからこれらは「望ましい暗記」の範疇に入るのです。
算数と暗記の関係を考える上で、お子さんが判断を誤りやすいのが、
「避けておきたい暗記」ですが…。
お元気ですか。
明日はもう弥生ですね。
今日は算数と暗記の関係について少し。
よく話題になるのが、「3.14×(整数)」のことです。
3.14×1= 3.14
3.14×2= 6.28
3.14×3= 9.42
3.14×4=12.56
3.14×5=15.7
3.14×6=18.84
3.14×7=21.98
3.14×8=25.12
3.14×9=28.26
「これらを暗記しないんといけないんですか?」という
ご質問をいただくことがあります。
「算数は考える科目で、覚える科目ではない。」
一般的な算数の学習においては、
正しいことだと思います。
では受験算数は暗記とどのような関係にあるのでしょうか。
このことは受験戦略に左右されています。
受験戦略において
受験校予定校の難度や科目の配点は重要な要素です。
灘中や神戸女学院中など、「最難関」といわれる学校は、
算数や国語の配点が理科(や社会)よりも高く、
またその入試問題を解くには、
計算力や解法知識といった基礎力のほかに、
「問題把握力」や「思考力」、「試行力」といった応用力、
問題の取捨選択や粘り強さなど様々な要素が求められています。
一方で中堅校といわれている中学の入試問題には
市販参考書や問題集に掲載されている「定番の問題」が多く出題されていまし、
設定されているコースによっては、国語の配点が算数よりも高いことがあります。
「伸びるだけ、伸びて欲しい。」
全ての親御さんの想いですし、理想です。
しかし、お子さんの受験日は決められています。
つまり与えられた時間には限りがあるということです。
他の科目の勉強の時間も必要です。
ですから、その時間の中で
どのレベルまで達することが必要かを知ること、
そして目標設定をすることが
受験戦略上、非常に重要だといえるのです。
「3.14」の件に戻りましょう。
これは「基礎力」に属する計算力の分野ですね。
中学受験するお子さんで「計算ができない」というお子さんはまれでしょう。
もちろん、計算が遅いとか不正確といった弱点をもったお子さんはおられます。
しかし、計算が出来ないわけではありません。
この「3.14」の計算もしようと思えば
いつでも、
誰にでもできるのです。
しかし、もし暗記をしていれば
時間の短縮と
計算間違いのリスクから逃れることの
2点が可能になります。
「3.14」の暗記には、メリットこそあれ、デメリットはありません。
「4×25=100」や「8×125=1000」を覚えておくことと
なんら変わりがないのです。
ですから、「3.14」は暗記できるのならば、
「暗記した方が良い」といえるでしょう。
いま、「3.14は~」と書きました。
そうなんです。
算数には、
必要な暗記
望ましい暗記
避けておきたい暗記 の
3種類の暗記があるのです。
「3.14」や「4×25=100」は「望ましい暗記」です。
一方、「底辺×高さ÷2=三角形の面積」といった「公式」は
すべて「必要な暗記」です。
公式無しに算数の問題は解けませんものね?
「アが底辺で、イが高さですよ。」といったことも同様です。
そういう約束事なのだから仕方がないんです。
しかし、「3.14」や「4×25=100」は、
もし忘れてしまっても、覚えられなくても計算すれば済むことです。
ですからこれらは「望ましい暗記」の範疇に入るのです。
算数と暗記の関係を考える上で、お子さんが判断を誤りやすいのが、
「避けておきたい暗記」ですが…。