中学入試の鍵は算数?
雪のちらつく中、合格発表が始まりました!
お元気ですか?
関西では統一入試が先週の土曜日から始まり、各学校で合格発表が行われています。
今週は、そんな関係で「チェック」はお休みです。
今日は関西の男子中学の中で最も難しいといわれる灘中をはじめ、
甲陽学院中、関西学院中(以下、灘・甲陽・関学)など
2日間入試を行う中学の発表がありました。
日頃の実力を遺憾なく発揮できたお子さん、
不本意にもその力を出し切れなかったお子さんなど合格発表の会場は悲喜こもごもでした。
関西でも入試日が1日だけの中学校が増える中、
2日間入試が行われているのはこの3校と
関西の女子中学の中で最も難しいといわれる神戸女学院(以下、神女)で
いずれも神戸市と近隣の西宮市に集中しています。
(大阪府に共学の中学があと1校あります。)
そしてまた受験科目は、灘・甲陽・関学は3科目受験、神女は4科目受験で固定されています。
科目の配点は、
灘・甲陽・関学が算数200点、国語200点、理科100点の合計500点、
神女が国語・算数各120点、社会・理科各100点、体育実技20点の合計460点で、
いずれも算数と国語に比重がかかっています。(関学は体力テスト、面接もあります。)
このあたりが、「入試の鍵は算数」といわれる一つの理由です。
では、国語は…?
国語が受験勉強において
算数と同等に重要科目であることはいうまでもありません。
しかし、算数と国語は入試の得点において大きな違いがあるのです。
それが「入試の鍵は算数」といわれるもう一つの理由です。
それは、1問あたりの配点です。
ある中学で比較すると、
国語は、100点満点に対し解答数が30ありますから、1問あたりは3.3点ですし、
理科にいたっては、80点満点に対し解答数は60ですから、1問あたり1.3点です。
これ対し算数は、100点満点に対し解答数は15ですから、1問あたり6.7点です。
このように1問あたりの配点だけでも2倍ほどありますから、
1問の間違いによるダメージは、算数が最も大きいのです。
さらに算数の場合、大問一つの中に2~3問の小問がありますが、
他の科目以上に、(1)を間違えると、(2)、(3)を正解できないことが往々にしてあります。
いわゆる「芋づるタイプ(連鎖タイプ)」の問題です。
つまり、(1)を1問失うことは、
その大問のすべて=20点を失うことにつながりかねないのです。
しかも限られた試験時間から貴重な時間を投入して、です。
投資が全て無駄になってしまうのです。
ここに「受験算数の怖さ」があります。
せっかくの努力が報われるよう、
そして算数が苦手なお子さんにとって、
何かの役に立てるようなブログをこれからも綴っていきたいと思っています。
お元気ですか?
関西では統一入試が先週の土曜日から始まり、各学校で合格発表が行われています。
今週は、そんな関係で「チェック」はお休みです。
今日は関西の男子中学の中で最も難しいといわれる灘中をはじめ、
甲陽学院中、関西学院中(以下、灘・甲陽・関学)など
2日間入試を行う中学の発表がありました。
日頃の実力を遺憾なく発揮できたお子さん、
不本意にもその力を出し切れなかったお子さんなど合格発表の会場は悲喜こもごもでした。
関西でも入試日が1日だけの中学校が増える中、
2日間入試が行われているのはこの3校と
関西の女子中学の中で最も難しいといわれる神戸女学院(以下、神女)で
いずれも神戸市と近隣の西宮市に集中しています。
(大阪府に共学の中学があと1校あります。)
そしてまた受験科目は、灘・甲陽・関学は3科目受験、神女は4科目受験で固定されています。
科目の配点は、
灘・甲陽・関学が算数200点、国語200点、理科100点の合計500点、
神女が国語・算数各120点、社会・理科各100点、体育実技20点の合計460点で、
いずれも算数と国語に比重がかかっています。(関学は体力テスト、面接もあります。)
このあたりが、「入試の鍵は算数」といわれる一つの理由です。
では、国語は…?
国語が受験勉強において
算数と同等に重要科目であることはいうまでもありません。
しかし、算数と国語は入試の得点において大きな違いがあるのです。
それが「入試の鍵は算数」といわれるもう一つの理由です。
それは、1問あたりの配点です。
ある中学で比較すると、
国語は、100点満点に対し解答数が30ありますから、1問あたりは3.3点ですし、
理科にいたっては、80点満点に対し解答数は60ですから、1問あたり1.3点です。
これ対し算数は、100点満点に対し解答数は15ですから、1問あたり6.7点です。
このように1問あたりの配点だけでも2倍ほどありますから、
1問の間違いによるダメージは、算数が最も大きいのです。
さらに算数の場合、大問一つの中に2~3問の小問がありますが、
他の科目以上に、(1)を間違えると、(2)、(3)を正解できないことが往々にしてあります。
いわゆる「芋づるタイプ(連鎖タイプ)」の問題です。
つまり、(1)を1問失うことは、
その大問のすべて=20点を失うことにつながりかねないのです。
しかも限られた試験時間から貴重な時間を投入して、です。
投資が全て無駄になってしまうのです。
ここに「受験算数の怖さ」があります。
せっかくの努力が報われるよう、
そして算数が苦手なお子さんにとって、
何かの役に立てるようなブログをこれからも綴っていきたいと思っています。