千葉県立千葉中学校
学校の特徴
共学の県立高で、併設混合型の中間一貫教育を行う。「高い知性」「豊かな人間性」「高い志」を教育目標に掲げている。周囲に県立中央図書館、千葉県文化会館などがあり、緑豊かな落ち着いた環境。 国公立大学への現役合格率も高い。社会のことをより深く知るための「プロジェクト」「ゼミ」などユニークな教育も実施している。
学校概要
創立 | 1878年 |
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学校長 | 加藤俊文 |
所在地 | 千葉市中央区葛城1-5-2 |
アクセス | JR外房線「本千葉駅」徒歩10分、京成千葉線「千葉中央駅」徒歩15分、千葉都市モノレール「県庁駅」徒歩9分 |
入試概要
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入試傾向
中高一貫校にはめずらしく一次検査と二次検査があり、例年12月下旬に一次検査(適性検査1-1・1-2)、1月下旬に二次検査※(適性検査2-1・2-2/面接)が実施される。
※一次検査合格者のみ対象
選抜はそれらの適性検査1-1・1-2、適性検査2-1・2-2/面接に加え、1月上旬提出の報告書、志願理由書(必要な者は自己申告書も提出可)により行われる。
一次検査
・適性検査1-1
適性検査1-1は45分、100点満点。文系問題。問題量は約20問非常に多く、記述量も多い。環境問題、食糧問題、エネルギー問題は頻出。過去にフェアトレードやオリンピックに関する出題も見られた。
グラフや表から必要な情報を読み取り、課題を解決するためにどんなことを行い、それをどのように実現できるかを筋道立てて考え、論理的に説明する力が必要。
・適性検査1-2
適性検査1−2は45分、100点満点。理系問題。自然科学や数理的な内容で、それぞれの知識のほかに求められる力は1-1と同様である。
理科の分野では計算力・作図力が問われる。算数の分野では他校でもよく扱われる図形の基本的な問題(合同・相似・移動・面積など)が頻出。過去にはパズルの問題や流れる水のはたらきに関する問題も見られた。
二次検査
・適性検査2-1
適性検査2-1は45分、100点満点。大問3題。例年、聞き取り・長文読解・作文が出題される。作文では聞き取りから得た内容に関して、自分の意見を記述する。
多くの中高一貫校で課される作文とは異なり、論文に近い。二つの文章から相手の考え・意見・共通する話題やテーマを的確にとらえ、自分の考え・意見を相手に分かりやすく、論理的にまとめる。その際の文章力も求められる。記述は300文字以上とボリュームがあり、大問はそれぞれが独立していない、いわゆる横断型である。
例年大問1・3の分野は理科、大問2の分野は社会系である。基本は資料・データをもとに自分の考え・意見をまとめるので特別な知識を持ち合わせている必要はない。しかし教科書で習うような基本的な知識はきちんと定着させておくこと、また、日常で見聞きする社会問題については自分なりの意見・考えをまとめる演習をしておくことが有効である。理科はグラフの作成や計算も必要。
・適性検査2-2
適性検査2-2は45分。ボリュームのある記述問題が出題される。過去問や問題集を使用し、時間内に長文をスムーズに読み切り、自分の考え・意見を簡潔にまとめる演習を十分行っておく。内容はもちろん、表記や主語述語の関係、接続詞など、文法の面にも注意しよう。
・面接
集団面接。5名または6名のグループごとに実施され、時間は15分~30分とばらつきがある。当日は挨拶など基本的なマナーや身だしなみに十分気を付ける。面接官の話を落ち着いてよく聞き、問われていることを正確にとらえて慌てず簡潔に返答しよう。
ふだんから、事実や自分の考え・意見を、家族や周りの人に分かりやすく伝えるよう心がけておくことが大切。志願理由が問われることもあるので、事前に提出する書類と相違がないよう、自分自身の想いを確かにしておこう。
※2021年度は新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言を考慮し、二次検査における面接は中止されました。