体調管理は中学受験に必須!親にできることは
中学受験のための体調管理
中学受験勉強には、体力が必要です。お子さんは学校で勉強したり遊んだり、日によっては体育の授業や行事の特別練習があります。
そのあとで塾に通って夜遅くまで受験勉強をするためには、気力はもちろん、体力が必要になってきます。
しかもそれは短期間ではないので、親としてはしっかりとお子さんの体調管理に気を使ってあげたいですね。
体調管理が特に必要な時期とは
中学受験の勉強期間中に、特に体調管理に気をつけたい時期をまとめてみました。
夏休み
長い夏休みは受験生にとって勝負の時期でもあります。
学校が休みだからといって不規則な生活をしたり、暑さのあまり冷たいものばかり摂っていると、すぐに体調を崩してしまいます。
夏休みは塾の夏期講習や集中演習もあり、一度体調を崩すと勉強のペースが遅れてしまうこともあるので要注意です。
また、意外と盲点なのが塾のクーラー対策。子どもたちが勉強しやすいように室温を涼しく保つ塾の配慮でもあるのですが、寒いと感じたらすぐに羽織れる上着を持っておくことをおすすめします。
部屋に入る前は暑く、教室でじっと座って勉強すると寒くなるので、子どもにとって体調管理が難しいかもしれません。親御さんがサポートしてあげましょう。
冬休み
冬休みも夏同様、冬期講習や集中演習が入り忙しくなります。
そのうえ、夏より学校が休みの期間が短く、年末年始など食生活が乱れてしまいそうな誘惑もあるので注意が必要です。
勉強中も部屋の換気に気を使ってあげたり、加湿器などで適度な湿度を保ってあげましょう。
お風呂のあとに勉強するお子さんは湯冷めにも注意してあげましょう。外から帰ったときのうがい手洗いも必須です。
受験直前
この時期は、お子さんだけでなく親御さんも体調管理に気をつけましょう。
大人が体調を崩すとお子さんの生活管理が行き届かなくなり、その結果お子さんが大事な時期に風邪をひくなんていうことにならないようにも、普段より体調管理に気をつける時期ですね。
中学受験の日が近づくと、緊張や不安で体調を崩してしまうお子さんもいます。平常心を保ち、適度にリラックスしてすごせるのが理想です。
中学受験の体調管理で気をつけるべきこと
具体的にどのようなことを気をつけてあげたらいいのかについて考えてみました。
食事
受験勉強のために塾通いが始まると、食生活が乱れてしまうお子さんもいます。
夕飯のタイミングなどはよくスケジュールを確認してしっかり考えてあげたいですね。
また、食べる量が少なかったり多かったりすると、体調に異変を感じてしまうこともあります。
適度な量を心がけましょう。栄養管理はもちろんですが、週末など時間に余裕がある時にはお子さんの大好物を作ってあげられたらいいですね。
睡眠
6年生になると特に、受験がよりリアルな目標になり、睡眠時間を削ってがんばってしまうお子さんもいるかもしれません。
もちろんモチベーションが高く一生懸命がんばろうとするお子さんの姿勢は尊重してあげたいですが、睡眠時間の不足が続くと、日常生活に支障が出てしまいます。
健康あっての受験なので、睡眠時間は大人がうまく管理してあげたほうがいいでしょう。
適度な運動
受験勉強に取り組んでいるあいだは、特に高学年になると、運動をする時間の余裕も気持ちの余裕もなくなってしまうかもしれません。
でも、体を動かすことはいい気分転換にもなるので、できたら定期的に運動をするほうがいいかもしれませんね。
もともとそんなにスポーツが好きではないお子さんなら平気かもしれませんが、スポーツが好きなお子さんがずっと座って受験勉強をしていると、知らないうちにストレスをためてしまうかもしれません。
受験勉強以外のことで親子のコミュニケーションをとることで、勉強に活きてくることがあるかもしれないので、たまには家族で公園に出かけて適度に体を動かすことができたらいいのではないでしょうか。
お子さんが体調不良を訴えてきたら
よく話をきいてあげる
「おなかが痛い」「頭がいたい」「吐きそう」「熱っぽい」などお子さんが体調不良を訴えてきたら、まずはよく話をきいてあげましょう。
明らかに体調が悪そう見えるなら迷わず病院に行くことをおすすめします。
でもそうではなく、なんとなくの感じで体調の悪さを訴えてくるときは、もしかしたらお子さん自身がとても疲れているのかもしれません。
まずはよく話をきいてあげてください。体調が悪い理由が見つかるかもしれません。
案外、家や塾の室温設定で熱っぽく感じていたり、ただ疲れがたまっているだけかもしれません。
話をきいてもらったことで安心するお子さんもいるかもしれませんね。
体調管理は中学受験に必須です
中学受験は、長距離走のようにうまくペース配分しながら、コツコツと勉強を進めていくことが必要です。
そのためには体調管理が欠かせないので親御さんがよく気をつけてあげてください。もちろん大人の体調管理もしっかりと。