中学受験 大量のプリント整理、どうする!?
中学受験に向けて学習しているお子さんはたくさんのプリントやテキストをこなします。
特に進学塾に通うお子さんのプリントやテキストの量の多さは驚くほどです。
毎年ご相談をたくさんいただく”プリントの整理”。
捨てていいのかどうか悩まれるご家庭が多いのです。
今回は「中学受験 プリントの整理」についてお話しします。
プリントやテキストの量は?
ある進学塾では、6年生の1年間のテキストやプリントをすべて積み上げると、160センチの女性の身長を超えるほどの高さになります。
「1年間の量?!」と驚かれるのも無理はありません。
しかしこれが現実の量なのです。
配布されたテキストやテスト、プリントなどをすべて捨てずにおいておくということは、大変なことなのです。
それだけで本棚やクローゼットがいっぱいになってしまうことも珍しくないくらいの量です。
それでもできればおいておく事をオススメしています。
プリントやテストはどれくらい取っておくべき?
よくある質問の1つが
「塾で配られたプリントやテキストはどれを取っておけばいいですか?」ということ。
小学校6年生だけでも積み上げると160センチを超えてしまう量ですから、小学校4年生から6年生まで3年間の量を見ると、収納した段ボールで1部屋埋まるほどです。
「そんなに使わない」
そう思いがちですが、できれば取っておいた方がいいと思います。
それは復習の為です。
前の教材を復習することが必要な場面が必ずと言っていいほどでてきます。
新しいことを速いスピードで習っていくため、前に習ったことが曖昧になることがあります。
そんな時、保存しておいたプリントやテキストを使います。
必要な時に必要なプリントやテキストをすぐに見つけられるようにしておきたいですが、プリントの整理を、塾や宿題に忙しいお子さんだけに任せるのは厳しいものがあります。
ここはお母さんの出番です。
プリント、テキストの整理の仕方
各ご家庭によって様々な整理の仕方があるようです。
- 科目別、親が見つけやすいようにプリントを1つずつファイルやラックを作って見出しシールを貼る
- 途中のページにもワンタッチで綴じやすく取り出しやすいパイプファイルを使う
- PDFにデータ化して保存する
- プリントは透明ボックスに教科関係なくドバドバ入れている
と、様々です。
まずは、教科ごと、単元ごとに分類するのがベストですが、日々忙しいお母さんの負担は大きいです。
オススメは、以下のような方法です。
“4年生の4月かは6月までのプリントをお子さんが古い順に積み重ねる”
↓
“段ボールに収納する”
↓
“段ボールの上や側面に大きく【4年生 4月〜6月】と書く”
無理をしても労力ばかりかかってしまうので、これくらいで構いません。
こうしておくことで、復習したい単元が何年生の何月に習ったものかが分かれば簡単に探し出すことができるのです。
塾により、家庭により収納の仕方への考え方はあると思いますが、お母さんの負担を考えると簡単にわかりやすくできることが理想です。
塾でのプリントやテキストは
「受験の日が近づいたときにこれだけのことをやり遂げたんだから、きっと大丈夫だよ」
と言ってあげられる、1番説得力のあるものです。
復習に使うだけではなく、お子さんが努力してきたことがしっかり目に見えるというのは、お子さんにとって大きな自信になるものです。
大変なプリント整理ですが、入試当日にお子さんの背中を押す役割も担ってくれそうですね。