どうする?中学受験の親子面接
中学受験では、学校によっては面接がある場合があります。
面接試験には大きく分けて3種類。
- 子どものみの個人面接
- 保護者面接
- 親子同伴面接
どれも緊張しそうですね。
今回は、「中学受験 親子面接」についてお話しします。
実際の面接の様子は?
面接がある場合、面接官の人数やどれくらいの時間を要するかなど、事前に調べられることは調べ、予想しておきたいですね。
面接官の人数は1から3人であることがほとんどです。
所要時間は5分から20分と様々。
面接で学校側が何を見たいのかというと、お子さんに対しては「質問に対する答え方」です。
答える内容はもちろんですが、相手に伝わるように話そうとしているか、極端に独りよがりだったり、コミュニケーションに支障がないかなどです。
親御さんに対しては、家庭内の方針や育て方など、家庭の環境や考え方を見たいという質問が多いようです。
いずれも、答える内容もそうですが、言葉づかいや態度などが重要視されています。
面接では、きちんと面接官の目を見て話し、落ち着いて答えましょう。
極端に答えづらい質問などはないはずですので、できる限りリラックスして臨めるといいですね。
どんなことを聞かれるの?
お子さんにされる質問で代表的なものは、以下のようなものです。
志望理由
「どうして本校を受験することにしましたか?」⇒学校の校風を予め把握しておきたいですね。
小学校で過ごした出来事
「小学校生活で印象に残っていることは何ですか?」⇒小学校でのエピソードやクラスでの自分の役割など盛り込んで答えるといいでしょう。
試験の感想
「試験は難しかったですか?どの科目が得意(苦手)ですか?」⇒素直に、試験に関して感じたことを答えるとよいでしょう。印象に残った問題を答えてもいいですね。
家族とのこと
「家の手伝いはしますか?どんなことをしますか?」⇒お手伝いから学べることはたくさんあります。ふだんから家での役割を決めておくのもいいことです。
長所や短所
「自分の長所や短所はどんなところだと思いますか?」⇒エピソードをまじえ、自分がどんな人間かを説明できるようにしておくことは、面接に限らず大切なことですね。
受験した学校
「ほかに受験した学校はありますか?」⇒第一志望校でない場合は答えづらいですが、ある程度正直に答えたほうが好感を持たれるようです。
入学したらやりたいこと
「中学校に入学したら、どんなことがやりたいですか?」⇒あらかじめ学校のクラブ活動なども調べ、やりたいことをイメージしておきたいですね。
友達のこと
「仲の良い友達について、教えてもらえますか?」⇒友達との関係において、自分の役割、友人関係を通して何を学んだかを説明できるとよいでしょう。
通学ルート
「本校までの通学にはどのくらいの時間がかかりますか?」⇒6年間通う可能性がある学校ですから、通学ルートをしっかり把握しておくことは大切です。
などです。
親御さんにも同じような質問がされます。
家庭の教育方針やしつけ、親から見た子どもの長所や短所、子どもにどんな中学・高校時代を送ってほしいか、どんな大人になって欲しいかなどです。
親子関係なども聞かれるので、落ち着いて、お子さんへの愛情が伝わる答え方ができればいいですね。
分からないことがあったときは、正直に「わかりません」ということも大切です。自分をとりつくろう必要はありません。
自分らしさ、家庭らしさが伝わればいいですね。
面接にはどんな服装でいけばいいの?
面接での服装は悩まれるのではないでしょうか。
親御さんは男女共に、紺色やグレーのスーツがおすすめです。
服装が合否に直接関わることはないのですが、悪い印象を与えたくはありません。派手なメイクや服装は避けましょう。
お子さんの場合、小学校に制服があればそれで良いですね。
ない場合、卒業式でも切る服を見込んでスーツなどを購入してもいいですね。
スーツも最近はお洒落なものや、アイドルの衣装のようなものも増えてきましたが、あまり派手すぎるのはおすすめできません。
親子で統一感のある服装だといいですね。
面接というとなにか「特別なもの」と捉えがちですが、親子とも6年間お世話になるかもしれない先生との初対面。
学校の雰囲気などを感じることも含めて、親子とも学びのある機会にしたいですね。