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勉強全般に影響を及ぼす「エンピツの持ち方」〜早い時期に正しい持ち方を身につけよう〜

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公開: 最終更新日:2022年03月07日

「エンピツの正しい持ち方」お子さんはできているでしょうか。
まちがった持ち方をしていると、勉強にも悪影響が出てしまいます。
今回の記事では、子どもが正しくエンピツを持っているかのチェックポイントについて考えてみたいと思います。

エンピツの正しい持ち方をチェックする

できるだけ早い段階で子どものエンピツの持ち方をチェックし、まちがっていたら直してあげてください。
子どものエンピツの持ち方は、勉強に影響するからです。
エンピツの正しい持ち方を一度身につけてしまえば、そのほうが文字を書くにも線を引くにも、はるかにやりやすいはずです。

正しい持ち方ができているかのチェックポイントは以下のとおりです。

・エンピツの先から25ミリ程度のところに人差し指がある
・親指はその人差し指よりわずかにうしろにある
・中指は、人差し指より少し前に出して、爪の根元にエンピツを乗せている
・薬指と小指は、軽く曲げて中指に添える

まちがった持ち方でよくあるのが、以下のようなケースです。

・人差し指と親指ではさみ込むようにエンピツを持っている
・それぞれの指先にぐっと力を入れて、エンピツを立てるようにする持ち方
・人差し指を巻きつけたり、にぎりしめる持ち方
・親指と人差し指のすき間がない持ち方

もしお子さんがこのような持ち方をしていたら、ためしに、お母さん、お父さんも同じ持ち方で字を書いたり線を引いたりしてみてください。
余計な力が入っているのですぐに疲れてしまったり、力がうまく入らず文字を上手に書くことができないのがわかると思います。
また、手首が固定されてエンピツをスムーズに動かせないと感じるでしょう。
このような、まちがった持ち方が定着してしまっていると、直すのも大変です。できるだけ早いタイミングで、正しい持ち方をおしえてあげましょう。

まちがったエンピツの持ち方は勉強にも悪影響

エンピツの持ち方がまちがっていることが原因で、縦横にまっすぐ線が引けないと、勉強にも影響が出てきます。
たとえば算数の図形問題や、文章問題でも「線分図」「面積図」「状況図」「てんびん図」など、直線を引いて考える問題が解きにくくなってしまいます。
本来は平行に引くべき線が傾いていたり、補助線がゆがんでいたりすると、視覚的な理解をさまたげることになってしまうでしょう。

また、算数に限らず、どの教科でも、正しいエンピツの持ち方ができていないと、長時間文字を書くことに疲れてしまい、集中力が続きません。
余計な力が入っていると手首の動きが制限されて、書きづらいのです。

「エンピツの正しい持ち方」は、そんなに複雑ではありません。
薬指を支点にして、親指、人差し指、中指を軽く添えるだけです。
そして、手のひらの下の小指側を、テーブルの上に軽く置きます。

まちがった持ち方をしている子の多くは、正しい持ち方を教えてもらっていないだけです。
一度身につけてしまえばあとは習慣づくはずなので、ぜひ、お子さんのエンピツの持ち方をチェックしてあげてください。

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