中学受験を成功させる夫婦の関わり方とは?
中学受験を成功させるのに必要なことは、お子さんの頑張りだけではありません。
家族、特に両親の意見が一致していなければ、お子さんが勉強に集中することも難しくなることがあります。
今の中学受験は、お父さん、お母さん、お子さんの三人四脚で行うことが必要だと言われています。
今回は、中学受験にまつわる夫婦の関わりについてお話しします。
中学受験で夫婦喧嘩が増える理由
中学受験をはじめてから夫婦喧嘩が増えた、というご相談はよくあります。
具体的には、
- お父さんが中学受験に反対している
- お父さんは”基本、勉強は自主的にするもの、子どもにやる気が出たらやらせればいい”と考えている
- お母さんが頑張って立てたスケジュールを無視して、お父さんがお子さんを遊びに連れて行こうとする
というようなご相談が多いです。
中学受験は、お子さんの人生を豊かにしてくれる経験をたくさんできますが、お子さんに負担がかかることです。
多くのお子さんが、約3年間さまざまな壁を乗り越えて1つの目標に向かいます。
お子さんが安心して勉強に励むためにも、夫婦が一丸となってそれぞれのフォローができる環境であることが大切です。
家庭内での意見を一致させて受験に挑むことは受験には欠かせないことなのです。
お父さんとお母さんの役割を決める
中学受験を目指す上で大切なことは、お母さんとお父さんの役割をはっきりと分けることです。
お子さんのそばで、スケジュールを管理したりフォローをするのはお母さん。
お父さんのいちばんの役割は、お母さんのフォローと、たまのお子さんへの声かけです。
お父さんの関わり方は特に重要です。
お子さんとお母さんが作り上げてきたスケジュールを活かすも殺すも、お父さんの関わり方次第なのです。
- お子さんが勉強を頑張る過程を見ていないのに、たまにテストの結果を見て叱る
- たまの休みにスケジュールを無視して遊びに連れ出す
- 自分の中学受験の経験をもとに学習に口を出す
このようなことがあると、お母さんにすれば
「余計なことして乱さないで!」と言いたくなるのも無理はありません。
受験を成功に導くためには、お母さんがお子さんのフォローを、お父さんはお母さんのフォローをしてあげましょう。
お母さんも、ときに冷静でいられなくなること、プレッシャーに押しつぶされそうになることもあるでしょう。
家事をこなし、お子さんのスケジュール管理や塾の送り迎え、行事をこなすことは想像以上に大変なことです。
そのねぎらいをお父さんがしてあげるのが理想です。
役割を決めてお子さんが目標に向かいやすい環境を作ってあげてくださいね。
夫婦円満がお子さんの心の安らぎを生む
お子さんが学校や塾の学習に疲れて帰ってきて、
「今から宿題をしよう!」
「復習をしよう!」
と前向きに取り組めるのは、家庭内が穏やかな状態であるからこそ。
「家に帰ったらピリピリしているから部屋にこもって勉強しよう」というような状態では、いくら勉強しても身につきにくいものです。
そして、短い時間でも家族とのだんらんの時間があるといいですね。
それぞれが宿題や読書をしていても、同じ空間で和やかな空気が流れていると、お子さんも1日の疲れが癒やされます。
中学受験は家族で受験、とよく言われます。
受験生とはいえ、まだ生まれて10年そこそこの子ども。
なにより親の影響が大きい年齢です。
家族といる安心、家族との笑顔の時間が、お子さんのやる気に繋がります。
ご家族で、ぜひ中学受験を成功させてくださいね。