中学受験 お子さんの反抗期をうまく乗り切る学習環境とは?
中学受験をするにあたり、お子さんの学習環境づくりはとても大切なことです。
約3年の間、目標に向かって向かうにあたり、上手くいくこと、落ち込むこともあるでしょう。反抗期を迎えることもあるでしょう。
家庭で過ごす時間は、学習全般においても長い受験期間を有意義にする上でも、とても大切な時間です。
今回は、お子さんの反抗期における、家庭での学習環境の大切さについてお話しします。
お母さんの心の安定がカギ
お子さんが大変な受験勉強をがんばれるのは、お母さんに褒めてもらいたい、認められたいからです。
反抗期には口では生意気なことを、特にお母さんに対しては言いますが、お母さんに認められたうという欲求に変わりはありません。
お母さんの笑顔が、お子さんのやる気の源になります。
成績のいい子のお母さんは「教育ママ」だというイメージさをお持ちの方がいるかもしれませんが、実際は違います。
穏やかで表情が柔らかなお母さんが多いです。
お子さんが学習に集中するためには、お母さんの心の安定がカギになります。
安心して学習し、学力を伸ばす為のいちばんのポイントです。
お父さんの役割
中学受験を目指す長い期間、時には努力がテストの結果に繋がらなかったりスランプに陥ることもあります。
特に自立心が芽生えるこの時期、親のアドバイスを素直に受け入れられないということもあります。
穏やかなお母さんでも、お子さんを心配するあまり、余裕がなくなることもあるでしょう。
そんなときはお父さんの出番です。
お父さんにはお母さんの心のフォローをしてほしいのです。
お母さんの心配事にしっかり耳を傾けて、ねぎらいの言葉をかけてあげてください。
「母子の関係は夫婦の鏡」と言われることもありますが、お父さんとお母さんの関係は、お子さんにも大きな影響をあたえます。
避けたいのは、お子さんの受験で悩むお母さんに「無理して中学受験をしなくていいと思ってたんだ!」など、お母さんを追いつめてしまう発言をしてしまうことです。
お子さんのがんばりをそばで見ながら、お子さんと共にお母さんもがんばっています。
結果や現状だけを見て、正論を言うことは必ずしも正しいとは言えません。
反抗期の学習
反抗期と聞くと、「学習意欲が低下するんじゃないか」とか、「やる気を出さない」など、ネガティブなイメージを持たれがちです。
しかし反抗期は、学力を充実させてくれる大きなきっかけになることも多いのです。
特に反抗期に力がつく可能性がある科目は、国語。
不安になったり自立心が芽生える反抗期には、人の心の機微を理解しはじめたり、問題文を読み込む力がつきます。
お子さんの反抗期には、時には態度や発言がお母さんにショックを与えることがあるかもしれません。
しかし、言葉を真正面から受け取るのではなく、「生意気なことが言えるようになって、お母さん嬉しいわ」と笑顔で返してあげましょう。
お子さんも「言うんじゃなかったな」と、本当はよくない発言をしてしまったことには気づいています。
売り言葉に買い言葉にならないようにしたいですね。