中学受験 勉強時間やスケジュール、見直してみませんか?
受験勉強を続けていく中で、学習計画や学習時間はとても重要です。
学習計画はお子さんだけが考えるのではなく、お子さんの性格や学力を考えてお母さんが作っていることが多いのではないでしょうか。
ここでは、中学受験の勉強には必ず必要になってくる、学習計画について詳しくみていきましょう。
1度決めた学習計画は何が何でもやりきる?
学習計画を一生懸命作っても、お子さんの気持ちがなかなか追いつかない、といったことはよくあるようです。
「あなたのために一生懸命作ったんだから!」と押しつけになってしまっては、お子さんのモチベーションは下がってしまいます。
学習計画を作って実行していくときは、「その通りいかなくても当たり前」と、柔軟な気持ちでいることが必要です。
ですから、細かく作り込むのではなく、状況に応じて変えられるように大まかに作ってみましょう。
力を入れて作り込むと、少なからずお子さんに対して「この通りにしてほしい」という感情が強くなります。
いちばん大切なのは、計画通りに取り組むことそのものではありません。
より良い学習計画にするためには、その都度やり方を見直していくことが重要です。
学習計画を作るのはお母さんだけの役割?
私は学習計画は、お母さんが一人で立てるのではなく、お子さん自身のペースを観察しながらいっしょに作り上げることをオススメしています。
私がオススメする”西村式学習プランニング”について詳しく書いていきます。
学習プランのベースは3週間かけて作る
まず1週目は当日勉強した内容を、お子さんがメモに残していきます
2週目には、勉強前に、その日に学習しようと思うものを書き出します。
勉強が終わった後、実行できたものを蛍光ペンで消し、できなかったものは翌日に取り掛かるようにします。
1週間しっかりメモに残していきましょう。
3週目は、2週間分のメモを見て、「学習しようと思ったこと」と「実行できたこと」を見比べて、参考にしながら3週間目の予定を決めていきます。
お子さんのペースで作り上げていくやり方ではありますが、お母さんのサポートは必須です。
隣でしっかりサポートをしながら、お子さんの学習量を見極めてあげましょう。
必要に応じて、その都度、学習量などの調節もしていくといいですね。
勉強時間について
朝学習をオススメしていますが、これにはしっかりとした理由があります。
毎朝1時間も2時間も早起きして勉強してほしいという意味ではありません。
朝、15分机に向かって学習することを習慣づけることで、生活リズムを身につけられる利点があるのです。
朝の学習では、難問に挑戦することよりも、漢字の練習や計算問題など自分でできることをしましょう。
夜遅くまで眠い目をこすって学習しても、良いことはありません。
夜ふかしをして次の日は眠たいとなれば、昼間の学習効率も上がりませんし、体調を崩しやすくもなります。
朝の学習は、慣れるまでは辛く感じることもありますが、低学年のうちから習慣化することで、集中力も増し、1日シャキッとした気持ちで過ごすことができます。
計画を立てながら、お子さんに合った学習サイクルと時間を見つけ、効率良く勉強したいですね。